しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

トロピカルージュ!プリキュア 第38話

第38話「決めろ! あすかの友情スマッシュ!」

 

私はふたりはプリキュア Splash☆Star」が大好きです。特に咲のソフトボール関連の描写は最終回での扱いも含め今見ても珠玉の熱さだと思いますし、先輩の引退試合編はそれまでの積み重ねも手伝って実に感慨深かったと思います。

今回も村山脚本でプリキュアの運動部活回総まとめという内容で共通していますが、ツッコミどころが多すぎてその辺の人間なら一度見て死ぬレベルのつまらなさなので全く比較になりません。一時期の黒田洋介複数人説よりも、村山功複数人説の方が俄然真実味があります。まぁ、本筋のスカスカっぷりも大きいので、なんでもかんでも氏のせいにはできませんが・・・。

 

ポニテあすか先輩かわいい

前回ロ〇ペ〇コンプレックススレスレの戯言をつらつら書き連ねた覚えがありますが、本作のキャラデザで一番好きなのはあすか先輩のそれだったりします。特にポニテ姿で欠けまわる姿は実に健康的なえっちさがあって良かったと思います。

ですが、本人の言動は意味不明も良い所です。「フェニックス学院に入ってテニスをしたい」という夢が突然出てきたこともそうですが、テニスという個人競技がしたいという願望と仲間の存在がどうというのは大してリンクしないと思うので、「トロ部から仲間の大切さを教わった」と言われてもピンときません。

勿論部活動の中で行う場合は、ある程度他人との協調は重要になってくるでしょうが、いざ試合になったら試されるのは個人の力量なわけですし、トロ部の存在を持ち出されても困ります。ていうか、トロ部がどうというよりも、まなつパパの「今一番大事なこと~」の台詞でテニスに再び執着したようにしか見えませんでしたし、実際トロ部に居た時はテニスそっちのけで遊びまわっていたので、体のいい逃避先以上でも以下でもなかったと思います。そもそも5話でちょっと優しくされただけでトロ部に入ってしまう位ですし、仲間に裏切られた過去を持つ割に、仲間を再度信じる上でのハードルがめっちゃ低いなあという印象しか・・・・。

そんなに仲間の存在を強調するなら、余程ダブルスに拘りがあると思わせれば良かった物の、やったことといえば元会長とのシングル対決ですしね・・・。

てか、あすか先輩の場合、フェニックス学院でテニスをやりたい理由もはっきりしないので、テニスが本当に好きなのかさえ伝わってこないんですけどね。元会長が目指してるから一緒にテニスをしたい(一方で気まずいから前のめりで目指す気にもなれない)だけだったのかもしれませんが、それなら元会長が棄権を提案しただけでブチ切れて退部するのも短絡的な気がするし、回想シーンで互いに何かを乗り越える為に共同する戦友というより、オバケだとか財布だとか、互いにか弱い部分も見知った等身大の人間としての付き合いをしてきた二人的な捏造演出をしたのがネックになってる気もするし、あすかのテニスへの想い、フェニックス学院への執着の実像が見えてこないので、諸要素が歪みを起こしてガタガタボロボロな印象。これが咲だったら個人の目標に加えて、最強美少女・母親・泉田先輩との絆に集約されたし、だからこそ大会での敗北展開や最終回で自分や誰かを守るヒロインとしての啖呵に迫力が伴ったわけで、それが出来ていない本作は丸出だめ夫過ぎてもうプリぽ。

 

☆「私の学力ならフェニックス学院に入れるわ。推薦を使わなくても。」

じゃあ推薦使わなきゃ良いんじゃないですかね・・・。

しかしまあ、一応あすかが辞めた原因は自分にあるのは分かっているとは思うのですが、それでもなおあすかを煽る元・会長を見ていると、純粋にアレな人なんじゃないかと思えてきますね。

そもそも、今回の問題って仲間がどうとか選手がどうとか以前の問題で、顧問とかそういう人の間で解決すべきだと思うわけで、まあ、そういう人がいない世界なのかな・・・と強引に解釈しようとした矢先に、フェニックス学院のコーチなる存在が出てきて、僕もうどうしよう。

そんで、嫌がらせの被害を受けた選手も、暴力を奮ったら両成敗になるんじゃねというシビアな問題を持ち出した割に、コーチに対して「あすかが私に勝ったら彼女の推薦枠オナシャス」みたいな提案をしたり、意外となんでもありな空気がバシバシ迸ってるのはどうかと思います。推薦入学って、大会でこれこれこういう成績を収めましたという誰の目にも明らかな実績が無いと判定不可能だと思うのですが、一介の部活動のコーチだけが立ち会った私的な試合をベースに入学の合否を決められるんでしょうか。僕にはそうは思わないけどなぁ。

 

☆仲間より高校の部活動

あすか先輩の引退式?そんなことより(以下略)と言わんばかりに、あすか先輩の引退式関連の調べものを放り出して高校の部活見学に行くまなつちゃん。まるで成長していない・・・。

そして、一時の興味に流された後輩たちに、自分の引退式の準備をスルーされるあすか先輩。仲間って、こんなもんですよ?

 

とりあえず、ポットの中からあすか先輩を応援するくるるんは安定のかわいさ。

くるるんだけが良心です。

鳥人戦隊ジェットマン 第23話、第24話

第23話「新戦隊登場」

 

▼脳みそお花畑

前回のあれこれの気まずさから訓練をサボる仲間達に憤り、香に向かって「公私を混同する。俺たちは戦士だ。それがすべてに優先するんだ。」と批判の言葉を口にする竜。凱達を心配してというよりは「戦士の使命の為」に彼らの私的な問題を処理しようとした竜ですが、それができないと分かれば「一番大事なことを忘れている」と、相手を一方的に批判するあり方は、根本的にリーダーとしての資質に乏しい印象。戦士としてのキャリアからリーダーを務めているだけで、本来ならジェットマンのバカップルの片割れ程度の扱いが関の山だったんだろうなあと思わせる所。

戦士至上主義を標榜し仲間の内面を顧みない竜の言葉に「私たちは機械じゃないんです」と反論する香。まぁ、恋人と一緒なら上司の前でも平気でいちゃつくアホだということを知らないもんなあ。

 

▼以下ロス

ジェットイカロス=弱いという印象は、初登場の劣勢っぷりもあることながら、平気で巨大戦をスルーする作風やイカロスハーケンとの交代制で、そもそも出番が少ないからというのもあるのかと思う所ですが、今回はセミマルに腕をもがれ剣を折られという具合に、まあ酷くやられました。

巨大戦はミニチュアやアングルも凝ってて迫力がありました。ロボットや敵もかっこいいので絵になります。話も面白くてビジュアルも優れているというのは素晴らしいです。

 

第24話「出撃超ロボ」

 

▼愛と殺意のブルース

前回ジェットガルーダに乗ってやってきた裏次元戦士のレイ・カンナ・ダン。ラディゲ様のチートプレイの前にその命を散らしましたが、平和を乱す巨悪を打ち払うことだけではなく、生き残った末の自分たちの人生を見据えて、その成就も賭けて戦いに臨む様は、戦士至上主義のみを掲げて個人の内面を度外視しようとするジェットマン(竜)のあり方とは対照的です。最も、レイとカンナは互いを想い、ダンはアコに惹かれと言う風に、故郷を失いながらもそれぞれに支え合える存在があってこそで、それを失いただ1人生き残った竜が、自分や仲間の内面や人生に本当の意味で目を向けられないのは当然で、裏次元戦士が特別という訳ではないのでしょうが。

最も、いち早く弱音を吐いた凱を叱責することしか出来なかった竜に対し、愚痴や不満を現実問題として受け止め、対案を出すレイの在り方を見ると、根本的に人としてのスキルに差があるんだろうなあとは思わせますが。

 

▼3人のブルー

裏次元カップルにくっついてやってきた若手戦士のダン。歳の近いアコに惚れたはいいけど、スカートめくりという痴漢みたいな、というかまんま痴漢を働いてみたり、機械音痴の足手まといを理由に修理をサボって彼女を連れだしてみたりと、中々やりたい放題です。実際機械いじりが苦手なのかもしれませんが、本音ではアコとイチャイチャしたかったのでしょう。勝てるかどうかも分からない強敵を前に、せめて一度青春したいと言う所でしょうか。

そんなダンですが、アコと一通りいちゃついた後は、澄み渡った青空を見上げて、故郷の惨劇を思い出し(前回、暗闇に包まれた裏次元の描写あり)、おちゃらけながらもアコに「告白」してみたりと、ひょうきんな表情だけではなくシビアな一面もしっかり見せます。最後は仲間を殺しガルーダを奪ったラディゲと戦い、アコに「想い」を告げられ、看取られて死んでいくわけですが、アコとの交流で実感した生の喜びと、故郷を滅ぼし今尚多くの命を奪おうとするバイラムへの怒りが合わさり、今一度戦意を昂らせたという印象で、レイとカンナの最期に「やっと幸せになれると思ったのに!」と叫び、「最後はかっこよかったろ?」とアコに笑顔を向ける様は、たった1話の登場でしたが十分魅力的なキャラクターとして映りました。

 

▼わぁ!おっきい!ほりだしもんだヮ!

様々な思いを乗せて戦士としての本分を全うしたダンの命と引き換えに完成し、辛酸を嘗めさせられ続けた強敵を打ち破ったスーパー合体ロボ・グレートイカロスお手本の様な販促回です。井上脚本にしては実に珍しい。

グレートイカロスはいつ見てもかっこいいです。特にDX玩具の出来は神がかり的だと思います。ライガーみたいな手は賛否が分かれそうですが、ジェットイカロスよりも格段にマッシブかつ均整のとれたプロポーションを実現し、胸の合金のゴールドメッキが燦然と輝くその外観は、スーパー合体故の巨体も合わさって迫力ド満点。ここまでデカイと基地ロボ要らないんじゃねって位デカいので、小型サポートロボとしてテトラボーイを出したのは英断だったと思います。実際売れたしね。

 

仮面ライダーリバイス 第12話

第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」

 

変身しようとしたさくらを責める大二。その一方で、さくらにベルトを渡したのは博士だと思い込み、「ご迷惑をおかけしました」と第一声として博士に謝罪する珍行為に及ぶ始末。

大二の中で「博士ががさくらにベルトを渡した」という考えが成立しているということは、「フェニックスがさくらを有資格者と見込んだ=戦力として相応しいと認めた」という図式もまた存在しているからでしょうし、さくらが変身出来なかったことに関する「謝罪」以外にこれといったアクションは起こしていない辺り、大事な妹に訳の分からない物を渡した鬼畜組織としてフェニックスに懐疑的であるわけでもなく、なんだろう、大二はさくらの戦士としての素質を十分認めてはいるけど、何故か戦う気満々のさくらをbrksに言っているという感じで、相変わらずよくわからない展開。

一輝は「戦う事への恐怖を知ってるからー」と大二のさくらへのキレ芸を擁護していましたが、大二はさくらと違い「戦う前に尻込みした」ことはあるけど、実際に戦っている時の恐怖は特にクローズアップされていないので、十分的外れに思えますし、やっぱり「これ以上戦士が増えると自分の立場が危うくなる」という不安からキレてるんですかねえ。兄貴に続いて妹にも意味不明な嫉妬をしだす自己中マン。もう駄目なんじゃないかな。

 

いきなり戦う理由をカミングアウトするヒロミ(やっと覚えた)。オンドゥル王子もこんなこと言ってたよなあとか思ったけど、仲間が襲われている中、唐突にだらだら説明しだすので、バカバカしいことこの上なし。余計なお世話承知で、演じている人がかわいそう。

 

さくらに「中途半端はヤメロ」と説教をする一輝。

「さくらは肩に力が入り過ぎている」と語る母親の影響なのでしょうが、裏を返せば母親から見たさくら像の請け売りでしかなく、またそれが一輝の経験から裏打ちされた本音を交えての言葉でもないという感じで、彼のキャラクターを深めるには至っていないと思います。

ついでに言うと、母親はさくらに「戦うな」と言っていた筈で、「戦いたい」というさくらの意志を尊重することで、母親の期待を反故にしているようにしか見えず、一方で前回、戦う気満々だったさくらに対して「兄ちゃんに任せとけ」と豪語していたのを踏まえると、その時その時で相手の自主性を重んじるか、軽んじるかをホイホイ変えている印象で、今更も今更ですが、あまりこの人の「任せて桶」は信用できない気がします。後述の子供の治療の件も、大二の手柄だし。

 

そしてさくら、大切な人が苦しんでいるのに何もできない自分の無力を受け入れられず、何度も何度も変身を試みるのですが、どんだけ戦闘狂なんだよ・・・。

さくらは師範代を救いたいのでしょうけど、ライダーに変身して悪魔化した彼女を元に戻すこと以上に、彼女の息子の治療に纏わるハードルを低くすることが根本的に重要なわけで、そんなことはお構いなしにひたすら変身ベルトを弄り、挙句の果てに喚きながら無力アピールに勤しむその姿は、滑稽を通り越して、放送コードギリギリの痴態だと思います。ほんと、演じている人がかわいそう。

 

師範代親子の顛末に関しては、前回予想した通り粗雑な展開で処理されました。うーん、シャカイハだなあ。

「師範代の息子の治療費を稼ぐ為なら、銀行強盗を見逃すことも辞さない」と言わんばかりだったさくらが、金銭面での問題に苦しむ師範代に「息子さんも戦っているから諦めないで」と精神論で濁して終わりというのは、制作上の禁止事項や諸々のノルマに追い詰められたシナリオライターが、捨て鉢な気持ちのまま酒をかっ食らいながらキーボードを乱打している絵面が容易に想像できるようなクルパー展開だと思います。実際どうか知らないけど。

どうしようもない現実の諸問題に対して、極論を標榜することで留飲を下げていたさくらが、自分の無力を認めて謙虚な姿勢に立ち返ったという筋書きなのかもしれませんが、親からすれば「子供が必死で戦っているからこそ何とかしたいんじゃボケ」という気持ちから悪魔と契約したという話でしょうし、ベルトの力に溺れ、無責任にそれっぽいことをどや顔でまくしたてる癖が増長したようにしか見えませんでした。

で、なんだかんだで大二がフェニックスに働きかけて治療成功ヒャッハーというオチに繋がるようですが、兄ちゃんよぉ、それが出来るなら最初に言おうや。大二がさくらに「フェニックスに掛け合ってみるからヤケを起こすな。」と説得すれば、さくらもムキにならずに済んだわけですし。なんだろう、一輝の兄ちゃんに任せとけムーブを立たせるために、敢えて無能なヒールを演じてたってこと?頭は弱そうだけど意外と良い奴なんだなあ大二君。自己中とか言ってごめんよ、これからは大馬鹿と呼んであげる。

トロピカルージュ!プリキュア 第37話

第37話「人魚の記憶! 海のリングを取り戻せ!」

 

☆不老不死

急に話がでっかくなったゾ。

 

☆試練のバリアフリー

その辺をほっつき歩いていただけで人魚の国の隠された真相の一端に辿り着き、敵の妨害も無くさらっと人魚の国の人質を助け出すプリキュアさん。お手軽ゥ!

生きてたのかと驚くバトラーさん、詰めの甘さが小物臭をプンプンさせます。・・・・いいのか・・・。

 

☆その花畑水辺あったんか

衝撃の展開、まなつちゃんとローラはロリ時代にすでに出会っていた!

・・・・あの・・・ロリの頃から出会ってましたって伏線ありまし・・・た?あったら私の記憶力が常人より弱いだけで済むんでしょうけど、頭の悪い人だって覚えている位印象に残さないと、伏線として機能してないんじゃないかしらとも思わなくもないし、唐突も唐突でなにがなんだか。

まなつちゃんの「今一番大事なことをする」というモットーが、一連のロリ時代の出来事(ロリローラと翌日遊ぶ約束をしていたけど、結局会えなくて遊ぶことが出来なくなった)から来たショック体験に根差しているという掘り下げも今更されましたが、その時やるべきこととして示されたのが「相手の名前を聞く」ということですが、そもそもまなつちゃんは勝手に島の外の子と思い込んで自己完結した為、名前を聞こうという発想自体が無かったように見受けられ、その時感じたことをやらなかった=大事だと思ったことをやるのが肝要という話とは思えないし、仮に何が大事か感じることができなかったことが問題として、それなら自分の考えに凝り固まらず熟考することが重要だと思うのですが、これまでの話でまなつちゃんがそんなあり方を実践できているかと問われたら・・・・・という話なわけで、現在のまなつちゃんを作り上げた背景事情のお披露目としては中々にアレな出来。それにまなつが出会った人たちにまず先に名前を聞くってことをそんなに大事にしていたなんて、今知りましたよ僕?

ローラもローラで、記憶を消すなんて大掛かりなことをする程人間界への侵入はご法度なグラオシャの事情を考えたら、そんな簡単に人間の世界に行けるものなんでしょうかね。掟を守らせる気あるのかなあ・・・。

なんだろう、話は唐突、それ自体もツッコミどころだらけで、衝撃の事実に驚かされたというよりは、非常識な話の展開にこちらの頭がもたんですよ・・・・。

 

☆伝説のプリキュアの“もこもこ”がブットいのでキュアデカパンと呼ぶことにします。

ええと、第17話で一度ローラに帰れと言ったのは、人間と交流する必要はないなぜなら記憶を消すからだということ?それが分かったからといって、命のやり取りは他所の世界の住人に押し付けるという丸投げ体質は変わらないので、ロクな人ではないという印象は未だ固いのですが。

でも、結局ローラの自主性を重んじて人間にしたんですよね。うーん、よくわかんないなあ。掟関係なしにクルパーなんじゃないかな。

まあ、ローラの詰問を逸らすようにヤラネーダの襲撃シーンを見せる辺り、後回しの魔女より後回ししてるなあという印象が強いので、多分姉妹か何かなんだろうなあ。

とりあえず、プリキュアさん達はこの女王様をブ〇〇せば色々解決しそうな気がしますが、飼い主がタ〇んだらくるるんが泣くだろうしそれは忍びないのでやっぱり大人しく記憶を消されていればいいんじゃないかと思います。トロプリワールドはくるるんを中心に回っている!

 

☆声のデカい香具師が勝つ

と言わんばかりの展開。記憶を消される云々のショックが大きすぎて、強敵をどう攻略するかなんて二の次三の次感がありますね。いいのそれで?

しかしまあ、一応「戦いが終わったら記憶を消される」という謎ルールが提示された後なのに、それを「今やるべきことをやる」で押し切り、あまつさえその気持ちがデカパンパワーを呼び起こしたっていうのは、余りにもゴリ押しがすぎるんじゃなかろうか。

勿論、戦わなければ世界自体が終わるので、まなつとローラの百合もどきもパーになるので、遅いか早いかの違いでしかないにしても、まなつやローラにとっては個人の思い出がパーになるかもしれないという話なので、そこを皆が割り切って、あまつさえ最も動揺していた筈のローラまでがヒーローとしての戦いに前のめりとなり雄叫びを上げて超パワーで強化(ガオレンジャーみたい・・・。)するので、なんかこう、鳴り物入りの展開みたく持ち出した割には、淡泊に扱われたなアと言う感じ。

ローラが1人まなつたちとの思い出に執心する中で、今一番大事なこと=地上の人々を守ることに殉じようとする他の面々との差は、自国に対する疑念と個人で紡いだ絆の崩壊を恐れるローラと、ローラ1人いなくても周りの家族友人がいるからまあ仕方ないべと切り捨てる人間プリキュアの意識の差がありありと出ている様で、リアルと言えばリアルだけど、そんな冷淡な関係性を見せつけられてもなあ。

まなつ達は苦しい気持ちを押し殺して戦いに殉じたんだろうけど、ローラが逡巡する中、自分達だけは乗り越えられるという「強さの違い」を裏付けるような描写もないし、そもそもまなつの場合ロリローラとの別れが自分のスタンスを形作ったと言っても良い状態で、そんな心の傷を経てやっと再開したローラとの別れを示唆された状態で、それでも「今自分がやるべきこと」というあり方を貫徹できるものなのかとも思う所で。まなつちゃんなりに何をやるべきか理知的に考えての事なんだろうけど、半ば感覚の人的立ち位置の彼女が、自分の感情を押し殺して理性に従う程、プリキュアとしての戦いに何かを見出しているという描写は無いはずだし、彼女の強さを描こうとして、却って中身の無さが露呈してしまった感が強く。

 

うーーん、大切なものの存亡を前に、なすべきことを見失う=後回しにするということを描こうという意気込みは買いたいのですが、如何せん前振りや積み重ねといったものに乏しいせいで、後付けでホイホイネタを投入しているようにしか思えず。

登場人物の掘り下げが成された状態でやるならまだしも、肝心のキャラクターがスカスカの状態で急ごしらえで間に合わせようとするから、ドラマを見ていると言うよりも、シナリオの都合で動く駒を見せつけられているという感じ。くるるんのかわいさ目当てで観ている身としては、前半が山場だったなあという印象ですが、まあロリキュアがそこそこかわいかったのでちょびっと許す。

鳥人戦隊ジェットマン 第21話、第22話

第21話「歩くゴミ」

▼人が〇〇のようだ

ゴミの次元獣の登場回ということで一見まんまなタイトルですが、バイラムの皆さん並みに人間の悪意が強調される作品内容故に、通して観ると中々意味深

 

▼くさい(直球)

ゴミに出されたアコのぬいぐるみが次元獣となった、プータンことゴミジゲン。アコをママと呼んで甘えたりと、無邪気でかわいらしいキャラづけが特徴的ですが、一方で不潔な体で平気で他人に近づくデリカシーの無さや、不法投棄業者に対してすぐに手を出す攻撃性を併せ持ち、またそれらに無自覚であるという、成長過程故の社会性の希薄さも表現されており、良い意味でも悪い意味でも「子供っぽい」ゴミジゲンのキャラクターがドラマの展開に活かされたのは、好感度の高い所です。

アコがいようと見境なく暴れる辺り、純粋な絶望感ではなくマリアの超能力も多分に影響しているものと思われますが、それなら抹殺する前に洗脳しとけよとも思う所で。ある程度相手のメンタリティに動揺が無いと効果が無いのか?

 

▼左手はキュウリ?

プータンを殺したマリアにキレるアコですが、個人的にはアコ→プータンの気持ちは今一つ映えなかったところ。

プータンの正体に気づきながらも臭いで敬遠してるし、お情けで助けたらお金儲けも出来て宿も出来て厄介払いが出来たみたいな都合の良さからプータンに気を良くしたようにしか見えず、プータン→アコに対し、アコ→プータンはどうにも薄い感じ。

 

 

第22話「爆発する恋」

 

▼くつろぎタイム

凱「ジャズはお前には似合わねえ。」

ジャズというのは「解放」とか「自由」の象徴として語られがちですが、個人としての幸せを他所に、正義のヒーローとしての責務の事ばかり考える竜の生き方は凱から見れば「不自由」(故にそれに耐え抜く竜の強さもまた一方で認めている)であり、しかし事実は、リエの死によって個人の幸せを失った竜にとって、戦士として他者に尽くすその生き方こそが代替であるという、なんとも皮肉な状況で、それを凱が知らない故に、すれ違いは留まることを知らずといった感じ。

リエを失った竜は彼個人のアイデンティティの殆どを喪失した状態なのですが、唯一残った「正義の戦士」としての性質に、長官から与えられたジェットマンとしての「大義」と「力」が加わったことで、竜の中で「ジェットマンの使命」が大きく強調され(恋人を喪うという強烈な喪失体験も大きく作用している筈)、その誇張されたあり様故に、必然的に生き甲斐や遣り甲斐といったポジティブな意味合いも生まれ、それがすぐにでも壊れそうな竜のメンタルを支えている状態で、戦士であり続けることで現実から逃げているという「弱さ」が竜の実態ですが、表向きは戦士として誰よりも溌剌且つ力強く振舞うがゆえに、その弱さが周囲から巧く隠されている(当然自分にとっても)という有様。凱とのやりとりでリエを失った悲しみを思い出しながらも、「バイラムによって命を落としたが、今でも一緒に戦っている」と語り、クロスチェンジャーの裏にまでリエの写真を張り付けてみたりと、最愛の人の犠牲を敢えて意識し、尚も多くの人々を苦しめようとする巨悪と戦う正義のヒーローロマンに取り込むことで、己の使命をより戯画的なものに昇華させ、彼女への未練をごまかそうとしているのが非常に痛々しい。

問題は、その「リエ」が「マリア」として生きているんじゃないかという可能性がありるということで、リエを思う心をごまかすために、リエの犠牲を組み込んだヒーロー道の半ばに、再び彼女が敵として立ちはだかった場合、竜の心は持つのだろうかと不穏な空気が否応なく流れ、そんな視聴者の気持ちを察したように、セミマルにご執心なラディゲと、そんな彼に負けじと打倒ジェットマンに燃えるマリアの絡みも盛り込まれ、改めて実家のような安心感。

 

▼DORONUMA

泥沼展開とはよく言いますが、本当に泥沼の中で殴り合うドラマも中々ないと思う所。

亡き恋人の想いを背負って地球を守るヒーローのロマンスの中で陶酔したい竜は、香の想いを受け入れられず、さりとて戦士としての成果を果たすためにはジェットマンを維持しなければいけないので、内心ではクッソウザイ香を、彼女を慕っている凱に半ば強引に押し付けようと言う破廉恥っぷり。竜はリエと言う恋人がいた以上、男と女の気持ちと言うものにけして無頓着な筈はないわけで、それでも尚、香から自分に贈られたジャズコンサートのチケットを平気な顔で凱に譲渡する姿は、単に無神経というよりは、半ば確信犯的に凱を利用しようたとえ彼の気持ちを踏みにじってでも・・・という悪意めいた意図があるからで、そんなエゴをごまかすように心の中で「うまくやれよ凱」とエールを送ったり、「俺だってお前たちの事を思って」と怒る凱に尚も優しい自分アピールを続ける面の顔の厚さで、そんな竜を指して「いい子ぶりっこ」となじる凱は非常に好感度たかし君。

まぁ、凱は凱で竜へのコンプレックスを解消できない苛立ちも手伝っているので、約束の場に来なかった竜に涙する香の気持ちを汲んだというだけではなく、自分では竜の代わりにならなかったという、香を通して竜より劣った自らの情けなさを見せつけられた気持ちになって激昂していると言う所で、それが仲裁に入った雷太に対する怒りにもつながるという泥沼っぷり。

雷太は雷太で、香を思い遣るが故に竜への恋の成就を応援し、恋敵である凱を痴漢扱いし且つ香と似合わないと明言するので、凱でなくても雷太の「本心」は丸わかりであり、なのに香にアプローチをかけない彼の引いた姿勢が、竜や香と向き合って傷ついた凱から見れば、嫌悪の対象に上るのは当然と言うことで、コンプレックスと欠落から来るエゴのぶつけ合いが鮮烈で、それでいて、そのもつれあいの根っこには、「戦隊」としてのあり様も大きく関わっているということで、改めて濃密な作品です。凄いなあ。

 

 

仮面ライダーリバイス 第11話

第11話「無敵のさくら、何のための力」

 

分からない 何が何だか 意味不明(575)

 

難病を抱えた師範代の息子を救いたいから、悪魔の銀行強盗を許してクレメンスと言い出すさくら。それを受けて、「おまいは何もするな」と言う家族に、「空手をやってるから出来ることはある!」と意気込むさくら。

ええと、会話の流れ的に、さくらはデッドマンズの力を借りようとしている師範代を見逃せと言っているだけで、誰かと戦うなんて話は一切していなかったように思うのですが・・・。それがどうして「空手」とか「じっとしてろ」とか、そういう話になるんでしょうか。フェニックス嫌いをこじらせていた辺り、もしかして、フェニックスの金庫に強盗でもしかけるつもりでした?

 

突然出てきた師範代の息子に突然感情移入したというよりは、前回までの弟の騒動が原因で戦意が芽生えたみたいですが、カゲロウが生まれたのは大二自身の内面の問題であって、デッドマンズは関係ないからなあ。一輝に悪魔が居た時はスルーしたけど、やさしい(さくら談)大二に悪魔が居るのはデッドマンズの工作だと決めつけているんでしょうか。うーん、根本的に物事をちゃんと考えない人なんだなあ・・・。

そもそも「無敵の人になりたい」と語る彼女の性格(これも今回初出なので、相変わらず長尺の中で掘り下げていくという発想の無いインスタントっぷり・・・)なんかを考えたら、初回で母親が襲われた時点で芽生えていないと妙なわけですが、当の本人は呑気に友達と遊び、これまた呑気に道場で稽古を続けと、変わらぬ日常生活を満喫していたようにしか見えませんでした。

 

そんなこんなだから、しつこいほど強調してきたアレギラとの関係にも迫るものは何一つなく、ザルの上に砂粒を盛っているような状態で、結局何も積み重ならないという悲惨極まりない状況で(アレギラを一方的に敵対視していた癖に、何も考えずに即デッドマンズの蛮行を許す路線にシフトするさくらのメンタリティも良く分かりませんし)。

送ってきたベルト=作中で出ているベルトは全部フェニックス産だから、フェニックスが送ってきたものと普通は考えると思うのですが、フェニックス嫌いの筈の彼女がそんなことおかまいなしに装着する様もなんだかなと思う所ですが、とにもかくにも、突然戦闘狂へと変えられてしまったさくらの役者さんがひたすら気の毒。いや、一番気の毒なのはそれを観てる我々なんですがね・・・。

 

 

母親も、これまでは諭しながら一輝に世界や弟の件を押し付けるタイプのキャラクターだったのが、さくらに対しては声を荒げて一方的に自粛を求める性格へと変貌し、大二は大二でカゲロウを生んだことを棚上げして「甘いんだよ」とさくらに説教をかます始末だし、「兄ちゃんに任せとけ」とドヤる一輝は、過去にデッドマンズ絡みのネタをさくらに散々相談して思いっきり巻き込んでるし、アテクシもう何が何だか分かりまへん。

 

母親はヒス、長男は白痴、次男は自己中、長女は戦闘狂、ときたら父親も素でキチガイと来るのが定石かと思いますが、そんなカタストロフ全開の五十嵐家の面々が本作の魅力として機能しているかと言うと私にとっては全くそんなことはなく、特に弟と妹と母親の描き方に関しては、これまでの話の中で描いてこなかった性質を、話の都合で必要になったから急いで持ち込んできたみたいなせわしなさが露骨で、これなら未だ長男のクソバカキャラの方が全編通じて一貫しているだけマシに見えてきます。うーん、凄いなあ。

 

ゲストの師範代のドラマも良く分からんです。息子の手術の執刀医と教祖様から教わった筈の医者が専門外だったことを知ったのに、教祖様の教えに尚も縋るのはなあ。まあ、カルトに依存する人の心を描きたかったんだろうけど、相変わらず無駄に急かし気味な展開のせいで師範代の心情が伝わってきません。まあ、この親子の手術問題も、例の如くテキトー極まりない展開で粗雑に処理されることは間違いないと思うので、何も期待せず、いつもの意識高い系ネタとして受け取ることにします。

トロピカルージュ!プリキュア 第36話

第36話「「来たよ!人魚の国・グランオーシャン!」」

 

☆ひらけゴマしてるくるるんかわいいいいいいいいい

「グラオシャ国民のやる気が無くなっていました」という話、毎度のように私が忘れているだけかもしれませんが、ローラの使命のバックボーンとしてそこそこ重要なネタの筈なのに、これまで殆ど触れられてこなかったのが大分驚き。地上の人間のやる気が奪われたから取り返すというのはプリキュア達の平常業務ですが、それ以外で何か特別なことをしたかと言うと微妙な話で、何もしていないのに「グラオシャ国民のやる気が回復してきましたまる」なんて漠然とした説明で納得してしまう一同のテキトー具合も含め、相変わらず入り込みにくい導入です。

そういえば、女王様は第17話でローラの解任を提案していましたが、ローラの返答次第では、自分の国の問題を他所の国の人達=まなつ達に丸投げってこともあり得た訳で、ローラの答えを見越していたにしても、女王としては大分軽薄な言動だったと思います。問答自体も、あくまでもローラの意思を尊重する気満々という感じで、他の国民や他所の国の人々のピンチには無頓着という独善性が垣間見え、半ば唐突に強調された諸要素が、女王様の人格に余計なケチをつけてしまった感が否めず。

他種族(人間)を見下し手前勝手に振舞う女王候補としてローラの人となりが描写されたのは、一重にこの女王との親和性の強さ故に、ということなら納得のいく話ではあるのですが、それがどこまで面白さに繋がってくれるのか、今の所不安しかないわけで。

 

☆国民一同の出迎えにやあやあとドヤってる感じのくるるんかわいいいいいい

故郷の復興に感慨深げなローラさん。だがちょっと待ってほしい。ローラが故郷のピンチを振り返ったことがあるだろうか。女王候補としてナルシズムに酔いしれてドヤるか、人間界で遊び倒すことばかり考えていただけに思える。

女王候補としてのローラの内面が、異常なまでの自尊心の高さに基づく自己顕示欲に集約されていたというのが率直な印象で、まなつ達との交流を経て他者への思いやりを培い、それが同国人の回復に対する感激を引き起こすに至ったという事なのかもしれませんが、その土壌となるローラとまなつ達との絆の構築は何度も書いているように・・・という内容なので迫るものは無く、そもそもローラが他の同国人をどう認識していたかも描写が薄いので、ローラ個人の秘めた想いの発露としても、変化の象徴としてもまるで劇的にならないのがどうにもこうにも。

 

☆リップが無くても息が出来ちゃう(当たり前)くるるんかわいいいいいいいいいい

水の中でも息が出来るリップを水泳の授業でも使おうと、ズルを公言するまなつちゃん。紛いなりにも海の男の娘で身体能力も高い彼女がそれを言うと、泳ぐことへの苦手意識で億劫になっているというよりは、水泳の授業そのものにやる気を見出せない子に映って仕方がない所。なんだかなあ。

 

☆飼い主からなでなでされなくて困惑してるくるるんかわいいいいいいいいい

女王の名前を聞いたまなつに、女王様は女王様でしょというローラの謎フォロー。女王志望で自分の名前にそこそこ誇りを持っている感の強い彼女らしからぬ対応。

くるるんスキーな女王様の性格を知っていた筈のローラが、くるるんを撫でなかった時は無反応と言うのもちょっと微妙な所。

 

☆ヤラネーダ化したくるるんきっとかわいいいいいいいいいいいいい

生き物をヤラネーダにしたら危険とのことですが、ただ強いだけでどう危険なのかは伝わりませんでした。使ってるチョンギーレ達も危機感0っぽいし。

ヤラネーダにされた生き物相手に躊躇なく殴り掛かるプリキュアさん達も中々決まってます。戦士だなぁ。

 

☆飼い主を心配するくるるんかわいいいいいいいいいいいいい

何故か人魚の国にあった記憶吸引装置を利用した作戦を決行したチョンギーレ達。ヘルクイーンもどきから言付けがあったのでしょうか。たまたまそこにあった機材を使った作戦だったら、機転が利くと言うよりは行き当たりばったりな感じが強いとこ。

 

☆みんなを心配するくるるんかわいいいいいいいいいいいいい

煽りまくるエルダ達相手に、「こんな奴らに負けたくない」と意気込むまなつちゃん。エルダとの和解フラグ、折れた?

 

☆激流がなだれ込んでも多分くるるん泳げるから心配ないよねかわいいいいいい

魔法の壁があったなんてそもそも知らなかったYO

 

人魚の国の薄暗そうな部分を仄めかしつつ、強敵の登場と国のピンチを一緒に持ち込んでくる展開は悪くないのですが、色んな要素があまりにも唐突に提示されるので、事あるごとに立ち止まってしまうような見せ方のテンポの悪さは相変わらず。まあ、くるるんがかわいければいいんですけどね。