しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーエグゼイド 第23話・第24話

 

第23話「極限のdead or alive!」

偉そうな衛生省ですが、そもそも患者を医者に放任したという印象が強いのでどの口がというのが率直な意見。
加えて、一般人の生命を危険に晒さないという正当な目的も含んだ上で永夢達が動いていたのは事実ですし、これらを以てライダーの資格をはく奪できるとは思えません。

 

今回に限らないことですが、話の進め方がどうも稚拙

 

狂乱気味の販促体制と諸々の制約に加え、子供向け特撮番組に不慣れな脚本家の仕事となると、歪な展開が続くのはやむを得ないというべきか。

 
リプログラミングで不死身の能力を打ち消しておきながら「命は奪えない」という流れがよくわからない(;^_^A
わざわざ相手の死を意識させるような能力を使って攻撃しているのに、戦闘中に殺してしまうかもしれないとかいう考えには及ばなかったのだろうか。

そもそも、医者の殺人ってのは衛生省が許可したものなのか。


元々敵が改造人間であった以上、仮面ライダー=悪人を殺す存在というのは確かですし、そこに人の命を救う医者の本質がぶつかったら当然矛盾が生まれるのですが、ライダーと医者の両立と矛盾というより、どちらかを選ぶという構図になっており、医者の中に組み込まれてしまった仮面ライダーというまとめ方はあまり好きではありません。

一方を成立させるために他方の暗黒面から目をそらす逃げ腰の姿勢に作品が陥っている印象が否めずといったところ。

 

飛彩も飛彩でなんやかんやで黎斗をかばってた割に、最後は一緒に攻撃しちゃうしなあ。


黎斗の笑顔を取り戻したいという永夢。
ゲームを愛するクリエイターに戻れるというのは、今の黎斗は嫉妬心で歪んだだけだと解釈していると思われるのですが、何故そんな風に思ったのか。
自分の手を汚したくないから殺さない言い訳をしたともとれるのですが、屋上で涙を流すのを見る限り黎斗を救いたかったのはおそらく本心でしょうし、黎斗の生まれも育ちも殆ど知らない永夢が、何を以て彼の善性にたどり着いたのかが分かりません。

 

 

第24話「大志を抱いてgo together!」
困っている人を発見して「よっしゃラッキー」とか言い出すキャラなのかシシレッド。
キュウレンジャーは未見なのですが、高橋解釈が正しければ出来がかなり心配。

ダブルヒーローの共演ということですが、どちらに対しても良い印象がないのでどうしても盛り上がれず。

 

仲間にカウントされない明日那(ポッピー)と院長。
・・・・うん・・・・まあ・・・・。

 

明日那はゲンムコーポレーション擁護派のようで。

黎斗を批判するなら批判するで、自分の出生と結び付ける描写があれば良かったのですが。