しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

救急戦隊ゴーゴーファイブ 第5話・第6話

 第5話「ヒーローになる時」

京子と三男はそれなりに関係があるのは分かるけど、長男のことを理解しているほど親しいのかと言われると描写的に何とも言えず、「ゴーレッドは弱音を吐かない」という彼女の言葉がやや薄い(;'∀')

ゲストの子供に対する父親の対応も、勇気と脳筋を履き違えた感じが強くて、よくある話といえばそうだけど、もう少しなんとかなったのではと思えなくもない回。

 

第6話「カビが来る!」

小林靖子さんの脚本は基本嫌いではないのですが、今回はあまり面白くなかった(;'∀')

辞めたのに航空隊のエースパイロットに態々選任される程の力量を持つ三男に対して空の救助活動についての意見をしたり、弟が死にかけているのに作文の真相を聞いて笑ったり(弟を失う恐怖をごまかす態度と捉えても、それまでがそれなりにシリアスで一貫性が感じられない)、長男周りの描写が武上脚本とは違う形で同調しきれない出来。

プロとしての実力は備えつつ、理不尽さの根底には家族の窮地を前に取り乱してしまう弱さを持ったキャラクターなのかと思っていたら、プロフェッショナルとしての自覚も浅薄で、家族に対する愛情にも疑いが生じかねないという状況で、長男の掘り下げというよりは、話の都合で余計な穴をあけてしまったという印象。

ついでに言うと、あれだけ兄妹がいて誰もショウのゴーブレスを持ってこなかったというのも無理を感じさせます。

航空隊に入れてあげたいという兄達の想いを考えても、一日限りのゴーグリーンと位置付ければ矛盾はないわけで、ブレスを届ける父親の見せ場作りの代わりに兄妹の株を下げることになってしまったのは惜しいです。