カニが飛び、サイが泳ぐ。それが「電王」。
第9話「俺の強さにお前が泣いた」
第10話「ハナに嵐の特異点」
単体で見れば良く出来た回ですが、オーナーの言葉がきっかけになったとはいえ、ハナのイマジン憎しにはちょっと唐突感。
一応これまでもモモタロスと良太郎のやりとりをそれなりに認めた形で見ていた部分があっただけに、イマジンは全て悪だと信じ込むハナの心情にはあまり寄り添えませんでした。
モモタロスと良太郎の仲を複雑な目で見るとかしていれば違ってきたとは思うのですが、自分の時間を消されたハナの苦しみが軽くなってしまったのは否めません。
第11話「暴走・妄想・カスミ草」
第12話「走れタロス!」
「カブト」の米村正二が参加。
契約者の真意を確かめる為にイマジンを生かしておくのは本当に必要だったのかとか
イマジンの狙いがカスミが乗ってた車だと察したのはまだしも、カスミと父親の絆を信じる為にカスミの行く末を担保にイマジンに加担するのもいかがなものかとか、全体的にキンタロスの行動に筋が見いだせず
一応モモタロスの蛮行には「自分がやられそうだったから」とか「悪人相手なら金をとってもいいだろう」という彼なりの必要性や線引きがあって、それが良太郎の怒りを買ってしまったという流れがあっただけに見れたのですが、なまじ情の厚さを強調するようなキャラクターなだけにキンタロスの場合は違和感が出てきます。