しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

救急戦隊ゴーゴーファイブ 第47話~最終話

 第47話「冥王! 復活の代償」

ジルフィーザとディーナスの関係は兄弟愛として片付けられましたが、正直言うと

「え、そうだったの?」程度の印象

母親を慕う気持ちはともかくとして、ジルフィーザは長男としての責任や義務こそ強調されても、愛情らしいものは殆ど描かれなかった覚えがありますし、ディーナスのジルフィーザ復活祈願も、サラマンデスが調子に乗ってウザかったからというのがきっかけだった筈なので、見落としがあったことを考慮に入れても、サイマ側の兄妹愛をドラマとして上手く魅せていたとは思えず(;^_^A

 

第48話「決戦は災魔宮殿」

妹が死んだ直後、唐突に冥王として活躍したい願望を振りかざして退場するゴボルダの扱いが結構ひどい(;^_^A

ディーナスの死を受け止めたが故の冥王志願として見ても、母親に言われてその気になってかっこつけただけとしか思えず、元々薄いキャラなだけに残念度も高く(;'∀')

救急戦隊側は、長男の脳筋キャラが知性・理性担当の次男にまで感染し、もはや個性も何もあったもんじゃない状態(笑)

 

第49話「覚醒!二大破壊神」 

第50話「燃える救急魂」

唐突オブ唐突な親子勢ぞろい、それっぽく死んだだけのサラマンデスの最期、ゲストの子供は別にいらないだろう、何故にここで新ロボ、伝染したと思ったら雲散霧消した次男の気合キャラ等、あれよあれよとダメダメ要素が舞い込んできた最終2話ですが、生きて帰った母親の顔を見て泣く長男ってのはちょっと良かったと思います。

 

 

というわけで、「ゴーゴーファイブ」でした。

全体として、好きか嫌いかで聞かれると、好きでも嫌いでもないというのが本当の所で、良く出来ていたか否かと聞かれると、酷いとまでは言わないけど、模範とは言えないという、良くも悪くも「フツー」といった作品。

一応最低限のノルマはクリアしてはいたと思うのですが(それを達成したのはメインライターではなくてサブライターの小林靖子というのがなんとも)、年間のドラマとして牽引するものがあったかというと微妙で、場当たり的にその場その場で話をこなして終わりという良くも悪くも単発勝負の印象が強い作品でした。

兄妹がすごいピンチに遇って弱気になる→立ち直る展開が無意味に多かったとしか思えなかったのも痛い所で、「なんでまたこういう話にもってくかなあ」と呆れたこともしばしばだったような。ギャグ回もあんまりツボに入りませんでしたし。

 

文句ばかりで〆るのもアレなので、メインライターの武上純希の脚本について語っておくと、この人は販促が巧いというよりは、登場人物の個性や内面が重視されないので、視聴者はイベントや新装備に目を向けざるを得なくなるというのが本当の所という印象です。

その分、下手な癖がない場合が多いので、見やすいと言えば見やすいので、一概に短所とは言えないのですが、こうした作風(?)が極大化したのが後の「ガオレンジャー」なのかなと。