しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

未来戦隊タイムレンジャー Case File 5 ~Case File 8

 

Case File 5「第3の合体」

一人で抱え込んで一人で解決するユウリのお話。

2話の段階で増援云々の話題が出てきたのもあって、人の助力の重さを理解できていないという感じでもなく、正直ちゃんとお礼を言えないユウリが単なるコミュ障に思えなくもないので、アヤセの言う所の「一人で生きてきたから一人で抱え込む癖が出来た」というのは今一つピンと来ないのがちょっと残念。

(家族の死を受けて強くあろうとしているという点でなら納得がいくのでまあセーフか)

 

Case File 6「偽りの招待客」

嫌った親のコネを使って乗り込んだ船で、自分の会社の宣伝をする竜也というのはちょっと面白いところ。

息子の自立心に素直に喜ぶ母親と、「経験者」故に素直に喜べない父親というのも良し。

 

Case File 7「ドモン入院中 」

ドモン、夕陽でホームシック克服。

冒頭で夕焼けを見ていた時は「隔たり」を感じていたので、ホームシックがピークに達して、20世紀の景色を30世紀で見た景色として捉えて精神の均衡を保ったということか。

20世紀自体の良さを見出すと言うよりも、30世紀と同じものを見出してそこに頼り切ろうとしている感じなので、ドモン自身が20世紀のものとして何かを愛せるようになるかはまた別の話と。

 

Case File 8「芸術に爆発を」 

「55v」でも書いていた山口亮太さんの脚本。

最初は小林脚本には見られない可愛げが目立ったユウリですが、その後画家をドライに利用するキャラクターとして描かれるので、やや中途半端なイメージ。

小林脚本のユウリはコミュ障気味ではあったけど「周囲の人間を利用する」ほどのキャラクターとも言えなかった感じなので、この辺は掘り下げたというよりも穴を余計にあけた感。