第42話「決戦のステージ」
ワイズルー
いきなり抗えない運命がどうたらとか言いだして、クレオンに続いてこの人までヘンテコなことに。
おそらく、心臓を奪ったプリシャスに勝てない自分の非力を痛感した上での台詞ということなのでしょうけど、それなら前回クレオンが言ったようにリュウソウジャーの力を借りればいいわけで、別にワイズルーが乗り越えられない運命とやらを悲観することはないわけです。
「敵の力を借りてまで助かろうとは思わない」みたいなキャラ付けをしようとしてこんなことになったのかもしれませんが、敵の力を借りない戦士としてのプライドと、それまで台詞で強調し続けてきたエンターテイナーとしてのキャラクター性が噛み合いません。
取られた心臓の一件があるので、これで出番が終わりというわけではなさそうですが、はてさて
クレオン
ワイズルー様は今までのパワハラ系上司と違って自分を認めてくれたんだと庇いだすのですが、クレオンが勝手にそう思い込んでるだけにしか見えないんだよなあ。
てか、だからといってワイズルーの為に何かをやり遂げようと言う主体性や積極性が特に感じられなかったし、結局他にロクなヤツがいないから、比較的マシな上司に甘えるしかないって意思しか感じられないのがなあ。
コウ
ワイズルーに対し、仲間と地球の未来を信じているから負けないとのこと。
いやあ、地球の未来いうても、別にそれを信じるに至る過程なんて無かったしなあ。
仲間についても、サイコ少年時代から他者への優しさに目覚めるまでに相応の描写がなかったし、そもそもこの人、仲間を火あぶりにする人だし。
結局、コウにとっての仲間っていうのが、自分にとって役に立つかどうかでしかなくて、その内面にまで踏み込んでどうかっていうのはそんなに重要そうに見えないんだよなあ。
ディメボルケーノ登場ですねたティラミーゴに対しても、それぞれの個性だとか何もなくて、単に「お前が一番だ」の言葉で片付けちゃうような人だし、見境なく暴れ倒す凶暴な子供が、他者への優しさや信じる勇気を手に入れて、その結果、仲間との絆を勝ち取ってきたって風には見えないのがなあ。