しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

鳥人戦隊ジェットマン 第11話・第12話

 第11話「危険な遊び」

 

▼化け物
戦わせるためなら部下めがけて発砲、高所から命綱無しで突き落とすことも辞さない。
人間離れした生命力に加えて、常識を超越する徹底した厳しさ。改めて田切長官の人外っぷりを堪能させていただきました。


▼深層心理
竜は怠け者、凱は真面目、雷太はツッパリ、香は僻み、アコは乙女、という具合に裏の顔が表出。
これまでの描写のおかげでそこそこ説得力があったように思います。
ただ、竜と凱の関係を考えると、この局面で互いの隠れた性格を知ってしまうというのは、首をひねる所。
心の奥底の心理だからという言い訳も出来なくはないのですが、凱としては竜の表面上の強さを指して嫌悪している部分があるだけに、彼の心の弱さを目撃するというのは割と一大イベントと言えるので、チグハグした印象が否めない出来。

 

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第12話「地獄行バス」

久々の、メインライターによる脚本回
本筋と関係なさそうでそこそこ関係のある話

 

▼密室劇
ジェットマン関連のインタビューで、井上敏樹が割と話題に出すのがこの回。
閉鎖的な状況下で命の危機にさらされた人達が、各々の事情や性格を台詞で明かしながら、エゴを丸出しにしたり、心の強さを見せたりと後の「アギト」や「555」に通じる内容。

 

▼香の強さ
第5話で弱さを克服しただけあって、危機的状況下でも冷静さを捨てず、身を呈してピンクフラッシュ似の乗客を救う香の強さには説得力がありました。
雷太と一緒に田舎に行ったのは、田舎が珍しいのに加えて、彼を異性として全く意識していないことの表れでしょう。

 

▼大石雷太「大体香さんがいけないんですよ。田舎に行きたいなんて言うから。」
恐怖から香に対して当たり散らす雷太。
戦いを促しに来た竜達をにべもなく追い払おうとしていたのを考えると、都合が悪くなると当たりがキツくなるのは納得。