第21話「はじめまして!わたくし、風鈴アスミです」
☆のどかちゃんが居なかったら汚ギャルと化していたかもしれない精霊さん
ラテ様を守るという目的の為に生まれた精霊さんが、他者との交流によってどう変わっていくかが見所みたいです。
ラテ様を守るという目的よりも、プリキュアの戦いを選んだのを考えると、変化自体は既に達成された感はあるのですが、善悪の感覚やラテ様の願いだけではなく、他者との関わりの中で自分なりの大切なものを見つける過程を見せたいということなのか。その変化が全体のストーリーに上手く絡めばいいのですが。
☆反省しないマン
しんどそうなラテちゃんに戦えるかわざわざ確認するのどかちゃん。そんなことしたら戦うに決まってるんだよなあ。
無力感と過労で疲弊したラテちゃんを戦場に連れてきた時もそうだけど、ラテ様の意志を尊重しようとして、無理をさせる可能性をあまり考慮していない感があるんだよなあ。
病弱でラビリンから戦うなと言われて、それでもプリキュアとして役に立ちたいと我を張り続けたのどかちゃんだからこそ、他人の意志を尊重するというのは分からなくも無いのですが、その結果危険に晒すことについては殆ど無頓着というのは良く分からないです。
もしかしたらこの子、本気で誰かを思いやっているというよりは、病気のトラウマから誰かに助けてもらう代わりに他人を助けないといけないって脅迫観念みたいなものに駆られてるのかしら。
☆空気化?
ちゆちゃんとひなたちゃんの存在意義がいよいよ見当たらなくなった感のある昨今。
サブの脚本家がちょいちょいと単発エピソードを入れるだけで、それぞれの特性が話とどう絡んでくるのかが見えてこないし、ラテちゃんや精霊さんの下りでも、これといった意思表示をすることもなく、ただ周りの動きに流されているだけで、本人達の立ち位置や意思が感じられないのが辛い。
本作も半分行った(?)ことだし、そろそろどういう話を展開するのかといった道筋を示して欲しい所かなあ。そうでなくても引きがそれほど強い作品じゃないだけに。