エピソード22「覚悟はいいかそこの魔女」
☆薄味
まがいなりにも妹の為に石探しに邁進し、それを話の中でダラダラ引っ張ってきたタカミチですが、結局殆どじゅうる(と弟)のおかげで妹が助かりましたというオチ。なんじゃそりゃ。
1人で抱え込んでいた問題を、仲間の力を借りて解決する展開自体は真っ当なのですが、マブシーナ救出のためにタカミチが全面的に行動したというよりは、マブシーナを助けようと頑張るじゅうる達を、タカミチがアシストした以上でも以下でも無く、中途半端な印象が拭えませんでした。
タカミチを妹偏重のキャラとして描くと、ヒーロー性を担保できないというのはあったのでしょうが、前も書いたように彼のヒーローとしての姿勢を巧く伝えきれたとは思えないので、どうも薄味。
主人公偏重気味の描写は塚田P作品らしさに溢れているので、正直好き好きの問題ではあると思うのですが、追加戦士のキャラや扱いが目に見えて薄いって言うのもなんだかなという感じ。同じP・メインライターが手掛けた「デカ」のデカブレイクだって、もう少しマシだったような。