しがない感想置き場

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ヒーリングっど♥プリキュア 第29話

第29話「のどかのストレス?気分転換をさがせ♪」

 

☆今更?
これまで以上にランニングに勤しむのどかちゃんは、自分の体からダルイゼンが生まれたことを知り、自責の念にかられて焦っていた様子。

ダルイゼン云々の前に、これまで何度か強いメガビョーゲンに追い詰められる→アスミに助けられるといった不甲斐なさを晒しておいて、ここに来てようやく危機感を強めると言うのはちょっと遅いのでは。

 

そもそも、知らない間に訳の分からない輩が体の中に入ってきた上に、苦痛や恐怖を味合わされたのどかちゃんが、地球や生き物の危機まで自分の責任であると思い込むのは、優しさや責任感というよりは、単なる自意識過剰にしか見えません。

 

これを彼女なりの誠意の表明として描くのであれば、のどかちゃんをある程度変わった人間、言い換えれば「異常者」として描かないとバランスが取れないと思うのですが、作中でののどかちゃんの評価や立ち位置は、「正常な人間」として収まっている印象が強くて、個人的には、のどかちゃんの善意を素直に評価しきれません。

 

やはり「誰かに助けてもらったから助け返したい」という動機は、「誰かを助けないと助けてもらえないかもしれない」という強迫観念に基づくものなのでしょうか。
一応、仲間達が「自分一人で抱え込むな」と、暴走気味ののどかを支えようとするのですが、のどかちゃんの戦う理由に対する掘り下げ自体は第2話から殆ど進んでいないので、これもあまり効果的な場面とは言えず。


☆変身前の状態でのトレーニングって
プリキュアとしての戦力増強に、どれくらい効果があるのでしょうか。
1話でプリキュアとしてしっかり戦ったのどかを信じたラビリンが、2話で変身前のポンコツっぷりに驚愕したように、変身前の能力と変身後の能力にこれといった関連性は無いように思うのですが。
見落としが無ければ、運動部に所属するちゆとのどかとでも、戦力に大差があった場面は無かったように思えたし、結局のどかの行為って、焦ったから無理をしたというよりは、そもそもやり方からして間違っているようにしか見えません。
ゲストの吹奏楽部の女の子は、焦りはあっても練習方法自体は間違っていないように見えたので、勝手に似てる認定されてちょっと気の毒。