第42話「のどかの選択!守らなきゃいけないもの」
☆のどかがダルイゼンを救いたいなら救えばいい(意訳)
すげえ無責任ですねえラビリンちゃん。
パートナーののどかちゃんも、病身のラテちゃんを戦場に駆り出したりとフリーダムすぎましたが、紛いなりにも医者見習いが、伴うリスクを全く考えないというのは凄いことだと思います。
のどかの意志を尊重すると言うのは聞こえは良いのですが、その代わりに何が起きるのかというのを突き付けることも無く、ただ甘やかしているだけにしか見えないのは、関係性としては大分問題ありだと思います。
☆論点がおかしい
ダルイゼンを「救うべきだったのでは」と考えるのどか。
べきべきでないの話であれば、どう考えても救うべきではないでしょう。前回も書きましたが、のどかだけじゃなくて周りが迷惑なので。
というより、「人助けをする為なら自分を犠牲にしなければならない」と素で思い込んでいたとしたら、心の病気手前だと思います。助けてくれる相手を助ける恩返しマシンとしての活動のが、まだ自然だと思います。
☆魚おおおお殺る気満々だぜえええええ(20周年おめでとうございます)
ダルイゼンは救いたくないと断言するのどかちゃん。
自然と言えば自然なのですが、最終的な結論が「あいつはクソだから死んでいいよ」というのも身も蓋もねえなあとは思います。
自分では救えないですとかなら分かるのですが、あれだけウジウジしておいてラビリンから「殺ってよし」とお墨付きをもらった直後に、殺意を臆面もなく表明してくるのは、一周回ってサイコな気がします。
ダルイゼンのいう「自分さえよければ」とのどかちゃんの言う「自分さえよければ」とは質が違うという話に行きつくわけでもないし、それなら自分ではダルイゼンを救えないということを「弱さ」として認めた上で、ダルイゼンを倒すという汚れ役を引き受けるのが筋だと思うのですが、ハナから救う価値なし悪いのはお前だと決め込まれても、何の成長も何も感じられません。
後、ダルイゼンが無駄に強くなったのは、どう考えてものどかちゃんの責任です。
ラビリンは違うと言いましたが、傷だらけの状態で浄化しておけば済んだ話なので。
☆空気のエレメント大杉問題
のどかの問題はパートナーであるラビリンと解決するしかないと言い切るその他大勢。
公式自ら、のどかの物語に他の皆さんは関係ないですと断言してくるのは中々凄いと思います。まあ、これまでの話の流れ的に、関わった所で不自然っちゃ不自然ですが。
アスミさんとか、当初は恩返しマシンの対比として機能してくるのかなあと思ったのですが、全くアテが外れました。来週どうかなっちゃうみたいですが、多分何も感じずに視聴を終えるんだろうなあ。
☆おまけ
シンドイーネはキングビョーゲンに吸収されても良いとのことです。
まあ、この人は本当に心の病気という扱いでいいのですかねえ。
宿主が最低野郎だったとか、ライオコンボイ大好きマンだったとか、そういう背景があったのだと勝手に解釈しておきましょう。
結局、のどかちゃん周りのエピソードって、ちょっと精神が不安定な子が、自分の弱さを認めて今やるべきことをやって、その上で自分の人生と向き合って楽しむという心の強さを養うものではなく、自分には全く非はない悪いのは周りという、他責と自分マンセー全開の思想を地で行く内容でしかないと思うのですが。
パートナーのラビリンちゃんも甘やかすだけなので、のどかちゃんが精神的な成長を遂げるというよりは、単にエゴだけを増長させただけにしか見えません。