第43話「キングの進化・・・！蝕まれたすこやか市」
☆その伏線要る？
前回街中に発生したギョーゲンズの細胞は、キングビョーゲンがすこやか市全域を蝕む為の布石だったことが判明。
いや、折角ダルイゼンを吸収して強くなったんだし、その恩恵による作用でも良かったのでは。
☆アスミさん自己主張する
キングビョーゲン攻略の為、ビョーゲンズの細胞を体に取り込む決意をするアスミさん。
心配する仲間達に対して、失敗を恐れない、欲張りになる、俺の物は俺のものという、直近ののどか達のエピソードに関連する台詞を交えながら、思いの丈を述べるのですが、丁度その時期、この人は空気のエレメント状態だったので、今更感が嫌でも湧きます。
最初の数話で守りたいものをある程度確立した感はあるのですが、ずっとないがしろにされていた彼女が、ここにきて何かを起こそうとあれこれ表明しても、劇的には映りません。
ていうか、「幸い私は人間じゃないので」と言って、メガパーツ吸収案を肯定するなら、葛藤も何もないと思うのですが。
☆アスミちゃんにあんな辛い思いさせたくないよ
と、ビョーゲン病経験者は語る。
ダルイゼンが強化するスキを与え、結局倒しきれずにキングビョーゲンに吸収させて強化に至らせたのを考えると、そもそもは、傷だらけのダルイゼンを放置して逃げた、のどかちゃんに責任があるのでは・・・。
他人の心配も良いのですが、まずは反省を促したいところです。
☆行き当たりばったり
シンドイーネのメガパーツを狙うアスミさん達ですが、持っていなかった場合どうするつもりだったのでしょう。。
ペギタンも、シンドイーネを完全に浄化するつもりだったようですが、その場合、どうやってビョーゲンズ細胞を取り込むつもりだったのか。
上述の伏線より、プリキュアの作戦に芯を持たせる描写に力を注いだ方が良かったような。
☆ぐうかわは正義
ラテが伝えてくれたおかげだと、感謝するアスミさんですが、ラテちゃんは一体何を伝えたのでしょう。
必殺技でミニサイズにしたシンドイーネを吸収すれば、アスミの体調にはそこまで影響は出ないよということでしょうか。
何を根拠にどう思ったのかが結局わかりませんが、舌足らずなラテちゃんがかわいかったから、強引にでも納得することにします。
☆最期がちょっとえっちだった
散々アレな人ムーブをかました挙句、あっけなく負けてキングビョーゲン討伐の為にアスミに吸収されたシンドイーネ。
その敗因が「ひなたのボケにノリツッコミをかましてスキが出来た」というヨモスエな代物だっただけに、間抜けな印象が拭えません。
プリキュアさん達は、キングビョーゲンを倒す為に、キングビョーゲンを愛するシンドイーネを利用するという、一歩間違えたら悪役顔負けな作戦を決行しましたが、幸いシンドイーネが抱いた愛情というものに殆ど説得力が無かったので、さほどブラックな印象は受けませんでした。裏を返せば、シンドイーネの最期に含蓄が殆ど無かったということなので、なんとも言えない所です。
