しがない感想置き場

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ヒーリングっど♥プリキュア 第44話

 第44話「みんなでお手当て!!すこやかな未来のために」

 

☆恵まれた者が勝つのが世の理

生存戦略による他の生物の淘汰の話をしていたのに、話を心の弱さや目標に向かっての努力にすり替えられた挙句、「お前が生きていると周りが不幸になるからタヒぬべき」と言わんばかりに持論をパクられ、浄化されるネオキングビョーゲン様には同情を禁じえませんでした。

そもそも、今作のプリキュアさん達に、戦いがどうだとか言う資格はないと思います。

のどかちゃんなんてどうでもいいことでウジウジしても周りが持て囃した挙句、自分もそれに同調して開き直っちゃいますし、ちゆちゃんの将来に関する葛藤も、本人の思い込みが激しかっただけという印象しかないですし、ひなたちゃんは失敗してもすぐ調子に乗りますし、アスミさんは空気だし。

そんなだから、最後の最後ですこやか市の人たちの願いが力を与えるという展開も、他人を踏み付けにするのを当然と考えるキングビョーゲンとの対比として、協力して苦難を乗り切る生き方を示したというよりは、周りの助力に甘えながら、好き勝手するという構図にしか見えませんでした。その対比についても、「嫌な奴でも命乞いをする人を助けない私は身勝手かもしれない」→「友達から助けなくていいと言われたから、害獣のダルイゼンは助けたくないので見捨てます」とラビリンの甘言でのどかが開き直っているため、結局は都合の悪い相手がタヒぬのは当然という考えで共通しているようにしか見えず、巧く機能しているとは思えないのですが。

正直、恐怖と戦いながら必死で生きるという意味なら、誰も助けてくれない状況下で、自分がおかしくなるリスクを冒してでもメガパーツを取り込み生存の道を模索し続けたダルイゼンの方が、まだそれっぽい気がします。なんでこんなことになったのかねえ。

 

☆この1年楽しかった

と語るのどかちゃん。

そりゃあ、自分を苦しめた仇敵を自分の手で殴る蹴る出来たんだし、多少はね。

 

来週でいよいよ最終回のようです。

妖精は可愛いですし、Youtubeで配信中の「ヒーリングアニマルTV」は問題なく面白いので、ヒーリングガーデン巡りで締めるという判断自体はアリだと思います。

「最終回良かった」で感想をまとめられると良いんですけどね。