・Y・思い込みが激しいだけで根は良い奴
河野さんは北條さんをこんな感じで評価しているようです。
まあ、真由美さんを守る為に拳銃だけでアンノウンに立ち向かったりと、それなりに勇気もあるようですが、自分の能力を信じるがあまり、周囲との足並みを揃えるどころか、視野狭窄に陥って暴走しがちというのはあるかも。
・Y・氷川の受難
G3装着員の任を解かれる可能性大という中にあって、尾室と翔一から「不器用」とdisられ、父親の件で悩む真魚からは八つ当たりを受けるなど、色々大変な氷川さん。
翔一に対してはムキになって負けず嫌いな一面を見せる一方で、理解は得られずとも自分が出来ることを考え、地道に職務に打ち込む様は好感が持てます。
・Y・翔一君は翔一君
父親を殺した犯人を確かめる術がない状況下、翔一が犯人かもしれないという疑惑に苦しむ真魚ですが、ひた向きに自分のベッドを直そうとする純朴な姿を見て、彼の無実を信じようと決めたようです。
記憶を失った今の翔一と、失う前の翔一とではバックボーンが違うので、今の翔一の行動は必ずしも信じる根拠にはなりえないのですが、真魚としては今の翔一の「誠意」の部分で以て、「彼ならどんなことがあっても人を殺めたりはしない」と思ったのでしょう。
勿論真魚が信じる翔一の善性が、彼の本質であるかどうかという根拠は何処にも無いわけで、結局真魚が翔一を「信じたい」からこそ、寄りかかる為の何かが欲しかった所に、ベッドを作る翔一の姿が飛び込み、そこから「信じるもの」を勝手に見出したという所でしょう。
・Y・珍しい
普段記憶を取り戻すことに消極的な翔一が、真魚の父親のことを「思い出そう」とする様が印象的でした。
「自分の記憶を取り戻す」ことよりも、「真魚の為に何かしら出来ることがないか」という発想から、自分の記憶を辿ろうとしたのかもしれません。
翔一自身は真魚のお父さんの事件については明るくないので、どこまで解決したのかは知らないようですが、心を通わせた相手に降りかかった惨事となっては、放ってはおけないところでしょう。
・Y・フレイムフォーム登場
前回自分を打ちのめした敵とのリベンジを果たし、飛んで来る相手を頭から真っ二つにしたというのはかっこいいのですが、ドラマパートのついででやってるので、どうしても添え物という印象が抜けない所。
アクション自体は良いんですけどね。この辺は実に井上敏樹らしいなあ。