第10カイ「お昼も夜でもブルースカイ!」
☆謎の対抗意識
人質がいようとお構いなしに狙撃するツーカイザーに「この世界は荒らさないと言っただろ」と詰め寄るカイト。悪人との命のやり取りで人質に気を遣うのと、自分から他人に危害を加えようとしないのとでは性質が全然違う気がするのですが。
身を投げ出して人々を守る自分に対して「死んだら家族を取り返せないだろ」と正論で突っ込まれるのに対して、「お前がそういう奴だと言うのは良く分かった」「お前の分まで皆を守る」と突っかかる姿も良いとは思えませんでした。ツーカイザーが言ってること自体は間違っていないだけに、そこで反発するのも様になりませんし、他人の物を平気で強奪する凶悪犯罪者が相手なので、今更感も凄まじいです。現状、自分達で皆を守るしかないのに、知らない間にそれ以外の道を探していたようで、パッとしなかったです。
ついでに言うと、カイトもカイトで他人の事を考える人間というよりは、自分のしたいことを優先するタイプなので、界賊の身勝手を糾弾する側としては輪郭が定まらない感じ。
☆ツーカイザーの戦う理由
ロボになった弟を元に戻す為のようです。このままでも可愛いと思うけどねえ。
マジーヌの言う通り、犯罪行為への因果応報としか言いようがないので、勝手にやってくださいという印象しか抱けませんし、妹への愛情は見せていたのに対し、双子に関しては殆どノータッチだったので、いきなり弟の存在を重要視されてもなあという所です。