しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

機界戦隊ゼンカイジャー 第12カイ

第13カイ「ノロノロマイマイ、カタい貝!」

 

☆子供の価値観
ゼンカイジャーが一般人から認知されているのは良いとして、子ども達からはゼンカイジャーよりもツーカイザーの方が人気という謎めいた状況。
ゼンカイジャーより際立って優れていた所があったとも思えないし、ましてや人質への配慮0のアレな人ということで、庇護の対象である一般人からの共感を得るのは難しい気もしますが。
白倉Pが昔手掛けた「仮面ライダー龍騎」でも蛇の子供人気が高かったし、正統派ヒーローよりもアウトロー系のが人気が出るという、メタ的なネタなんでしょうか。今作らしいといえば今作らしいのか?


☆あっさりすぎ
スローの世界に閉じ込められた仲間をどうやって救うのかという問いかけがなされましたが、その回答が「後だし能力で仲間達を加速させる」という代物で、何が何だか。
加速能力はターボレンジャーギア由来でしたが、劇中でも突っ込まれていた通り、オリジナルにはそんな能力は無かった筈なので、余計に印象が悪いです。
最も原作リスペクトという点では、6人目の戦士(※)ネタを突っ込んでくれただけマシだったと思います。ひねくれてる感じはしますけど、戦隊ファンの脚本×炎上系プロデューサーが手掛けているので、仕方ないといえば仕方ない。


☆大きなお世話
妹たちに助けられるようなら俺は終わりだというツーカイザーに対し、妹界賊たちが寂しがるのでは、と疑問を呈するジュランとマジーヌ。
ツーカイザーは長男としての責任感を表明しているだけにしか見えないので、ジュラン達の言動は、妹界賊達との交流も少ないだけ、大きなお世話としか言えません。
槍玉に挙がった妹たちの助力に関しても、ターボレンジャーギア使用による救出を思いついたのが誰か分かりませんし、実際に使用して助けたのはゼンカイジャーだったりと、兄の救出にどこまで貢献できていたのかが分からないだけ、ツーカイザーのスタンスに待ったをかける要素が見当たらないのはどうかと思う所。


☆コレジャナイバトルフィーバーロボ
ステイシーのロボ、ツーカイザーのロボと、複数の新ロボが一挙に登場と、忙しい展開。
特にステイシーのはロクな活躍の場も無く、後に登場したツーカイザーのロボに食われてしまった印象。ツーカイザーの踏み台という位置づけが固定化されつつあるけど、良いんですかね。

 


井上敏樹がサブとして手掛けた回の中でも特に好きだったりするので、個人的には結構嬉しかったり