しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

地球戦隊ファイブマン 第9話、第10話

 第9話「登場ギンガマン

 

V どうせ着せるなら脱がさなきゃいいのに

偽のヒーローをでっち上げるゾーンの自作自演に騙される人々を救うため、ファイブマンが奮闘するお話。
ヒーローが敵の策謀を訴えても、信奉しきっている人々から総スカンを食らうというのはよくある展開ですが、子どもから全く信用されない教師戦隊というのは、どうしても座りの悪さを感じさせる所。

 


第10話「俺の血を吸え!」

 

V カブトムシ形態に意味はありません

次回作でメインライターを務める井上敏樹の一本。
ゾーバに家族を殺された悲しみから復讐鬼へとなり果てた、暗黒面に堕ちた星川兄弟ともいうべき立ち位置の宇宙人ゾーバと、文矢との交友エピソード。

自分以外の誰かのために体を張る文矢の姿を見て改心したゾーバが、我が身を犠牲にしてファイブマンの窮地を救う、ベタだけど熱い流れが目を引きます。

正直、文矢だからこそという話ではなく、これまでの人物描写に起因しないという点では弱いのですが、序盤でドジを踏む場面から打って変り、自分を狙撃したゾーバと身体を張って関係を深めていく展開は、短い枠の中での積み重ねが効いていて面白かったです。

一方で、王子の死体が無かったのに、何の疑念も抱かず無策で通したドルドラのアホっぷりが際立ち、銀河博士ならぬ銀河馬鹿士へとランクダウンしそうな描写が中々痛々しい所。
こんな人に家族を殺されたんじゃ、余計に無念でしょうねえ。