しがない感想置き場

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トロピカルージュ!プリキュア 第17話

第17話「人魚の奇跡! 変身!キュアラメール!」

 

☆ヘルクイーン五世モドキの鰻みたいな尾ひれが気になる

友情アピールの果てに、当たり前のようにプリキュアになってついでに人間にもなってしまったローラですが、契機となったプリキュアとの絆を育むドラマがごっそり欠けているように感じるのは気のせいでしょうか。

良くも悪くも自分が女王になる為に、プリキュアを上から目線で使ってきたローラですが、自分の欠点や無力を自覚して、自分を支えてくれるプリキュアに対する「敬意」を表明する展開はありませんでした。それがいつの間にかプリキュアと自分とを同列に見て、その上人魚である自分に違和感を覚えて、実際に人間になってみたら人魚であった頃の自分に対する未練なんてこれっぽっちも感じなかったりと、展開がワープしすぎているように思うのですが。(あすか先輩なんか露骨にローラの事を非難してたし)

加えて、人間になってテンションが高まった割に、直前までローラが夢で見ていた時のプリキュア達との日常風景では、「人魚のローラでも参加可能」な活動を選りすぐって楽しんでみたりと、人間になりたいというローラの思い込みに「そこまでしないでよくない?」と、彼女の夢が彼女の願望に待ったをかけてしまうという、正気の沙汰とは思えないシーンには頭を抱えるより他ありませんでした。その後のコスメとかゲームをしたいと独白する場面も、人魚状態で出来ることばかりでしたし。

人間を尊敬するがゆえに、憧れが妄執となってしまうということなのかもしれませんが、前述のように過程が無くてのめり込めませんし、結局何故か変身してついでにエンディングも変わってしまったという印象しか抱けませんでした。

 

☆鍵さえまともに奪えない役立たずあざらしにアクアポットを回収されてしまうタツノオトシゴの無能っぷり

ローラがプリキュアになってテンションが上がる皆さんですが、ぶっちゃけ苦戦していた理由は、アクアポットが無かったからに尽きると思うので、ローラがプリキュアとして参戦する必要はこれっぽっちも無かったんじゃないかと思います。

 

☆くるるんかわいいエルダちゃんかわいい

ローラが女王様に対して今後の事を尋ねるシーンですが、正直良く分かりませんでした。

自分の夢は自分で叶えると、ヘルクイーン五世もどきに啖呵を切った割に、プリキュア達との友情に未練があるのに、態々どうしたらいいかを女王に尋ねてみたり、主体性があるのか無いのかよく分かりません。

ローラ自身、別に後ろ向きな性格ではなかった筈ですし、なんであんなシーンを挿入したのか。