しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーアギト 第38話

 ・Y・本作と同じく20周年を迎える「スク〇イド」のムック本の発売が決定しましたが、

患者として運ばれてきた涼を手術で殺そうとする木野さん。木野さんにとってアギトであることと医者であることは共に人助けの手段として並立しているのですが、狂気の果ての人狩りにも当てはまるという点が、木野さんのキャラクター性を改めて際立たせます。
自らの手でトドメを刺す直前に移植した弟の腕が痛みだすのですが、自分の罪悪感を弟のせいにしてごまかそうとしているのでしょうか。
と言いつつも、人を襲うアンノウンを放置して自分と同じ能力を持った涼達を追い回したりと、改善の兆しどころか悪化の一途をたどるのみですが。


・Y・「頑張って買うほどか」と聞かれたらそうでもない気もするし、“たかが本”と言われたら一層大した事無さそうだし、

小沢さんの理詰めからの木野さんの裏拳で、木野さんが自分の知っているアギトではないことにようやく気付く氷川さん。
殴られたことで目が覚めたというよりは、自分を殴ってでも一人でアンノウンを倒そうとする拘りに異常なものを感じたということでしょうか。
木野さん的には、アンノウンに襲われているのがアギト予備軍だというのは彼自身分かっているので、アンノウンのターゲットを救う気などさらさらなく、人を殺める力を持った存在を倒せる唯一の人間として自分の絶対性を証明したいだけなので、装甲服を着ただけのただの人間であっても、自分の力を誇示する儀式に横やりを入れる奴は許さないということなのでしょう。
こんな具合に(仕方ないとはいえ)今までヤバイ人に騙されていた情けなさが浮き彫りになった分、浩二を守って生身で戦ったりと決める所がちゃんと用意されているのがいい塩梅。


・Y・とりあえず、発行元の編集者の「金言」で何かを悟った気がするので、購入リストから外します。

北條さんに正体がばれた翔一。ウィットに富んだ台詞の応酬が面白い。
唐突に出てきた逆行催眠なる飛び道具で、北條さんが翔一の記憶の欠落部分に辿り着いてしまうというショートカットっぷりはいただけませんが、「裏があるかも」と言いつつ、なんだかんだでアギトを信じていた小沢さんと翔一のやりとりが結構好き。膝蹴りは痛そう。

 

 

 

 

 

なんかなあ、悪名高い某メーカーの「ファンの熱意が足りなかったから」発言なんかは、シリーズ存続にはある程度熱意=売り上げ等が必要ということでまだ庇える余地があったのですが、「朝早くから並んでも買えない(三密回避ェ)」「仕事を休もうにもそんな余裕もない」「都会に出る為に金と時間がべらぼうかかるのでそれなら転売価格で買った方がry」みたいなユーザー個々の状況を踏まえると、頭の中のどこをどう弄ったらあんなパープリンな発言が飛び出すのか、純粋に不思議というのが本音です。

 

需要と供給のバランスに合わせて行動すべきと言われても、そんなものにユーザーが頭を垂れて迎合するいわれは皆無なわけで、核心を突いた発言のつもりが、自身の非常識をネット上に書き殴っただけというのはどこから見ても痛々しいわけです。

 

ただ、煽動的な言い回しになったとはいえ、編集の人は「転売の正の面」等を正否はともかく述べただけであり、言ってしまえば「世の中の規則や倫理に違反しない状況下で自分の考えを表明した」だけでしかないわけです。
その事実で以て「〇Jは買いません」「編集者はやめろ」「失望しました 電撃〇ビーマガジン復刊祈願します」と糾弾される様を見るにつけ、プラモや玩具を買い占め、高値で売って私腹を肥やしている「実行犯」が身バレした場合、果たしてどれほどの「制裁」が待っているのかと思うと、私なんかこんなこと怖くて出来ませんけどね・・・。

 

 


「アギト」関係なくてすみません。以上です。