第25話「友情の桜島」
V ファイブ君人形はかわいいけど挿入のタイミングが絶妙に空気読めてない感
ゾーンの侵略行為のせいで廃れた銀河サーカスを辞め、銀河闘士に転職したライオギン。「誰も見てくれない」というのが転職の理由みたいですが、相方から「子供達が待っている」と観客の存在を示唆されても改心しなかった辺り、銀河闘士として悪行を重ねた負い目もあったのか。前職で培ったスキルを活かした攻撃手段を批判されたことで、責任を突き付けられる形でゾーン辞職を決意した様子。
皆を笑わせるサーカス団員二名に触発されたのか、いつになく積極的なメド―様が負けじと目ん玉リボルバー芸を披露して視聴者を笑わせに来るのですが、作中ではただの破壊行為でしかないというのが、メタ的な部分も含めて狙った感がある場面。
V カメラ機能、アースカノン変形機能、高速お裁縫機能←NEW
「滅ぼされた星に緑と命を蘇らせる」という5人の夢が語られましたが、これまでゾーン絶許マンとしての側面が強かっただけに少なからず違和感もあったり。
シドンの花の研究等、それと思わせる描写は多々あったので「この人がこれを言わない」的な不自然さはないのですが、物語の軸になる程5人の共通意識として強調されていたかというと微妙なので、提示し忘れていたのをここにきて持ってきたという感じ。
第26話「九州だョン」
ゾーンのさかさまデーなる意味不明な決めごとに左右され、バツラ―兵や銀河闘士にこき使われるガロア艦長の右往左往っぷりが見所。
主人公達の家族を殺した因縁の相手として登場した艦長ですが、両親存命説が濃厚となり、殆ど顧みられない幼少時代の友(異星人二人)の仇としてしか存在感を打ち出せない状況なので、開き直ってギャグキャラにしてしまおうという意図が透けて見える所ですが、バツラー兵の起こした爆発から生還したりと、役回りの軟化が進みつつも、なんやかんやとここぞと言う時に実力を見せつけてくるというのは良心的な描き方だと思います。