しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーアギト 第39話、第40話

 第39話

 

・Y・「SUUMO」のCMのせいで「お引っ越し」にしか見えない

浩二からアギトの力(神木隆之介)を譲渡され死の淵から生還した涼は、エクシードギルスへと変身。

洗練されたアレンジが魅力のアギトの強化二形態と違って、トゲや触手を増やしただけのエクシードギルスのデザインは個人的には今一つなのですが、キレイに纏まり切れないところがアギトの奇形という立ち位置っぽくて方向性としては悪くない感じ。

強化演出のイメージビデオがやたら長くて尺埋め感を感じてしまう所ですが、ギルスって元々こんな感じだしなあ。

 

・Y・「白蛇:縁起」吹き替え版の公開に合わせた配信説

怪人に狙われる涼を身を挺して庇ったり、涼を救うためにアギトの力を手放したりと、短慮な変身願望で調子に乗っていた頃とは打って変わって大人の振る舞いを見せ始めた浩二。涼とのやりとりや木野の変貌によって、ようやく自立心が芽生え始めてきたのでしょう。

最も、アギトへの変身能力を無くしたことで早速涼を放置して木野さんとのコンタクトを図ったり、映画館で二人で話ながら白蛇伝を見てたかと思ったらまんまと尾行されて襲われるしで、思慮の浅さは相変わらずなようで。

 

・Y・自分を殴ったことを忘れた相手に真摯に応対する人間の鏡(尚自業自得)

「アギト」の正体が気になる氷川さんは、小沢さんの「身近な意外な人物」というヒントを手掛かりに北條さん、河野さん(未遂)へアプローチ。特に目の前でアギトを撃とうとしたのでぶん殴った北條さんをアギトだと思い込む辺り、相当頭に血が上っている様子。

 

 

第40話

 

・Y・皮関係なしに舌噛みそう

アギトの正体を知った(知られた)ことでぎくしゃくする翔一と氷川さん。かと思ったら、翔一のいつものペースに巻き込まれ、結局いつものノリに。戦闘もなんやかんやいつものように共闘して怪人撃破と、巧くやってていい感じ。

小沢さん曰く「器の大きな人間」で、ラーメン屋のなると占いでは「お調子者でいい加減」だったりと、翔一の人物像の捉え方が定まらないのはこの作品らしい所。「器の大きさ」は人としての可能性や資質ということなんでしょうね。小沢さんの前では亜紀さんを喪って苦悩するも、最終的に自分で立ち直る様を見せつけているので、そう言わしめる理由は直感以外の所で確かにあるということなのでしょう。

 

・Y・パジャマなんてない

エクシードギルスに圧倒された挙句、生かされてしまった木野さん。自分の力を拠り所に過去を乗り越えようとしていたのに、同じ力を持ちながら自分よりも強い者の存在を示されてしまったことで、諦めムードから現実を見せつけられた形でしょう。話の通じないキチガ〇には案外殴る蹴るが有効なのかもしれません。肉体言語万歳。

その上「裏切られていることには慣れている。だが、あんたは自分で自分を裏切った。」「あんたの意思は俺は継ぐ」と自分を負かした相手から赦しと批判と敬意の言葉を次々と突き付けられたら自分の小ささを余計に痛感してしまう所で、涼のかっこよさもそうですが、木野さんの悲哀も強調され、間に入る浩二のなんともいえない立ち位置と共に良い感じの関係性が醸成されてきました。

 

・Y・物事は大きな目で見ること→不法侵入・窃盗

勝手に木野さんのお家に入って「津上翔一」宛ての謎手紙を発見し拝借しちゃう北條さん。相変わらず俺ルール上等なお方ですが、徐々に謎の核心に近づいている様は主役級の活躍。

思い込みの激しさは否めないものの、あかつき号事件、真魚ちゃんパパ殺害事件、亜紀さん事件、アギトの正体と言う風に、尋常ならざる出来事が(彼の脳内で)噛み合うことで、相当な危機感を抱いている様子。