しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

地球戦隊ファイブマン 第29話、第30話

 第29話「合身VS合体」

 

V ピンクフラッシュシャボン玉
前回負けてるのに「不敗の神話が生まれるのだ!」とナルシズムに浸るシュバリエ。甲斐バンドのよりも「君の青春は輝いているか」の方が持ち歌っぽいです。
ガロア艦長とは初対面の筈なのに「相変わらず威勢だけは良いな。」と言っちゃうのも良く分かりませんが、メド―様との再会を祝した酒の席で色々愚痴とか聞かされていたのかも。
とにもかくにも、シュバリエとガロアの競争が始まりましたが、第20話で星川夫妻の存命説が出てきたことで「主人公達の両親の仇」という最大のステータスが崩れ始めたガロア艦長をせめてネタキャラとして昇華させようと、テコ入れも兼ねて対比役を持ってきた印象で、素直に盛り上がれない所。
仲間から失敗を嘲笑され、次々と現れる強敵(ほぼ身内)相手に情けない姿を晒しながらも、主人公の心に大きな傷を植え付けた「元凶」としての立ち位置を崩すことが無かった次回作のあの人が好きという、個人的な趣味が大きい所ですが。

 

V トリプルコンビネーションとかいう都市伝説
敵の襲撃を受けたファイブマンは、マグマベースに隠させた機能を発動し、マックスマグマに変形させるということで、「うおおおお殺る気満々だぜえ」と叫びながら開発に没頭する星川博士のイメージがちらつきます。流石白獅子仮面。
そこまで揃えておきながら、戦闘要員はまるで確保できておらず奇襲に弱いというのもどうかと思う所ですが、色々間に合わなかったと解釈するしかなさそうです。
近年まで「不良在庫」と弄られ続けた感のあるマックスマグマですが、スーパーファイブロボの必殺技を避ける程の回避スキルを何故か発動しない敵を、ひたすら狙撃して倒しただけということで、これといった強みや個性を演出しきれていなかった感じ。
前作のターボビルダーや次回作のテトラボーイと比べても、視聴者を食いつかせる程の存在感は無いような。

 


第30話「黒ゴルリン」

 

V 第5話のアイツの同族?
2倍爆弾と強力な再生能力を持った敵に、ゴレンジャーストームをパクった新必殺技で挑む展開。
ドッジボールでの子供達のチームワークから教師戦隊が学ぶというのは良いのですが、ドッジボールの試合のみで敵の再生能力を乗り越える攻撃力に辿り着くのは発想が飛躍してるし、リベンジ戦では2倍爆弾による攻撃が実行されなかったりと、強敵攻略までの描写にさほど魅力を感じられず。

 

V 負けたと思うまで艦長は負けない
戦闘タイプの黒ゴルリンまで出して普通に敗退するシュバリエ。黒ゴルリンこそ初登場ですが、本人はこれで3回目の襲撃なのに「ほんのあいさつ代わりだ。」と頑なにマイペース。
こういう図太い精神でやってきたからこそ、メド―様に貢献できたというのはあるのかも。