しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

機界戦隊ゼンカイジャー 第22カイ

 第22カイ「ウシシなモ~れつ闘牛会!」

 

☆元ネタ並みの理不尽っぷり

食事作りの邪魔をしたゼンカイジュウギアを叱るという、ガオ―ンの至極当たり前の行動にキレ散らかすジュランが中々理不尽です。

原因はガオ―ンのキカイノイド差別にあるようですが、ガオ―ンとジュラン達の不仲に関してまともに扱ったのは第7話以来だし、その時ヤツデの擁護を食らって以降なんだかんだと巧くやってきたかと思ったら、ここに来ていきなり蒸し返してきたのでびっくりです。

ガオ―ンについても和気あいあいと飯を食う回想シーン(多分今回初出)で以てジュラン達を「良い奴」だと思い込んで反省したようですが、理不尽な怒りをぶつけてくる相手を「良い奴」だとは思えませんし、回想シーンで仲良く付き合っているように見えて、結局腹の底で嫌悪感を抱えていたということなので、終始感情移入の難しい展開でした。

結局、これといった過程も無く不仲な二人が仲良くなっただけなんだなあ・・・。

 

☆売り上げは落とせない

店に来るのは最後というステイシーに対して、それでも待っていると受け入れる気満々のヤツデ。

良いシーンといえば良いシーンですが、今回ガオ―ンに対して嫌悪感を抱くジュランの姿が描写されたことで、彼女のガオ―ンに対する擁護が全く通用しなかったということが明らかになったので、ここぞと言う時に役に立たない人という印象の方が強くなりました。

ステイシーの方もバトルフィーバーロボもどき(似てないけど)を改修してみたはいいでけど、最大の行動基準である筈の「バラシタラへの怒り」に関しては、彼との絡みがここぞという所で欠けていたり、背景を台詞で説明するだけで具体的な描写で印象付けていなかったりと、因縁の強調が今一つ巧くいっていないのもあって盛り上がりに欠けてしまう感じ。