しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーリバイス 第1話

久しぶりの現行ライダー感想。いつまで続くかな。

 

第1話「家族!契約!悪魔ささやく!」

 

主人公は家族を大事にする人らしいです。弟の夢を応援したり、母親を守る為にライダーに変身しようとしたり等、「家族愛」がやたら強調されます。

一方、研究所がテロリストに襲撃されるような特務機関に勤務する弟を心配する描写もなければ、目の前で怪物に母親が殺されかけた直後なのに、「実家の銭湯を守る」という理由で平然と戦力を手放したりと、第1話を見る限りでは、家族を思い遣る優しい長男というよりも、ハエトリグサよりも知能が低いクルパーという負のイメージの方が勝ります。

弟が出席する式典に垂れ幕を持ち込んで、1人フレフレする姿は、夏海まなつちゃんに匹敵するアレっぷりだったので、「ドアホ」というキャラ付け自体は意図的なものでしょうが、そっちの方にばかり力点を置かれても視聴者の脳がもたないので、彼の「家族愛」に実体が伴うよう掘り下げを期待したいです。

戦意を決めた時の主役の顔が「鎧武」の頭バナナの人に微妙に似てたのも不吉な符号(笑)。

 

研究所がテロリストに襲撃されるような特務機関でバリバリ働こうとした割には、変身して戦うことに躊躇する弟も気になりましたが、彼の内面も掘り下げてくれることを期待します。流石にするよね?

 

どうでもいいですが、弟が務める特務機関もすっごくアホっぽいです。

有資格者でも何でもないのに変身しようとして、もう一体怪人を産んで更に被害を拡大させる司令官さんの失態を見るに、それ相応のポジションの人であっても、ベルトの仕組みをまともに知らされていない疑いが強く、情報共有が殆ど出来ていないアレな組織というイメージが強いです。

その場に居合わせている弟君が有資格者であること、そしてベルトの仕組みを司令官が知っていたのであれば、彼もまたクルパーということになってしまいますからね。

 

敵のテロリストは色々くっちゃべってたけど、ひたすら「電波」というイメージが強く、恐ろしい敵というよりは「うっおとしい人達」という感じです。

ヘドラの目みたいな御神体がなんとなく意味深です。

 

「面白過ぎて来週が楽しみ」とか「つまらなすぎて心が死にかけた」とかではなく、「何が何だか分からない」という困惑の第1話だったので、感想と言うよりは今後の要望みたいな内容になってしまいました。まあ第1話だしね。

そういえば、家族愛、デムパなテロリスト、CV:木村昴とくると、10年前の「輪るピングドラム」(映画やるみたいですね今知りました。)を思い出しますが。ある程度そういう反応を狙っていたりとかするのでしょうか。

あっちで描かれてきた「家族」は「何処に出してもドン引きされる粒ぞろい」ばかりで、比較的まともなのでも登場人物の狂気の要因になったりと、個人を抑圧する負の側面がどっぷりたっぷり描かれていましたが、その辺りも本作独自のアプローチに是非期待したいところです。