しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーリバイス 第17話

第17話「裏切りの深化、バディの真価」

 

元弁護士・教祖が死んだ挙句、ごっこ遊びマンまで手に欠けてしまった一輝は、残りのデッドマンズを救いたいと博士に相談に・・・って、おっそ!元弁護士と教祖が死んだ時点で行くべきでしょ。年が明けても主人公のアフォっぷりは健在な「リバイス」です。

 

フリオとアレギラの出会いが描かれました。親友に裏切られたフリオ君はアレギラからかつての親友と同じように「笑えよ(意訳)」と言われたことが嬉しかったようで、そこから信仰が始まったようです・・・って、かっる!自分からアレギラの下を訪れたから最初から救ってもらう気満々で来たんだろうけど、後述の過去で人間不信になった節がある彼が、たまたま友達のと似ただけで別段これといった意味合いがあるわけでもない言葉をかけられただけであそこまで熱入れますかね。前回客寄せパンダとしてのアレギラの強みが分からなくて困惑して、その回答がこれなんですかね・・・。性欲の熱い炎 戸惑いを焼き払い 昨日までの感覚忘れさせるってことでいいのかな。よくねえ・・・。

 

今更過去が掘り下げられたフリオは、親友に裏切られたことにショックを受けたようですが、自分を馬鹿にした不良グループに親友が強迫されたとか考えなかったのかねえ。彼らに負けた親友が許せなくて、人間全体を信じられなくなったということなんでしょうけど、大元の原因は彼らなんだから、憎しみの対象としてなら広く「自分を馬鹿にする存在」が許せないとかのが自然な気もするんだよな。てか、あれだけ怒りのボルテージが上がったムーブをかましておいて、親友を手にかけはしなかったんですね。そこはフリオの迷いの表れなんでしょうか。ものすごく都合が良い気もしますが。

で、自分を裏切った親友とオルテカを重ねているようですが、オルテカとフリオ君との間にこれといった信頼が築けていたかと言うと全くそんなことは伝わらなかったし、それがあるというなら相応の背景を描いてほしかった所なんですが。超越的な存在としてアレギラを信じるのはまだしも、ただのアレギラの信者を信じる理由は乏しいと思いますし、親友に裏切られてまたよくわからないオルテカ君を信じたから「裏切られた」という言葉が出てくるわけですよね。リバイスと言う作品は急ごしらえでキャラの過去をでっちあげるクセがありますが、そのでっち上げがこれまでの積み重ねを活かしたものとは思えないので、捏造感が却って強いんだよなあ。

 

僕らの一輝君はなんか「全ての人を救いたい」とか言ってますが、家族→全ての人って飛躍があまりにも急で、自称世直しライダーの立ち上がりの過程のテキトーっぷりに改めてくらくら。大二に言われてダルイのでそのまま世直しライダーになっただけだしね。で、デッドマンズを救いたいとか言う割に、ちょっと煽られただけで緑の人に襲い掛かって終わりと?相変わらずよく分からない人です。まあ、ホントに人の命を助けたり人の心を救いたいとか、思っているとはとても思えないんですけどね!