第32話以来の井上脚本回で長野ロケ編
第36話「歩く食欲!アリ人間」
▼痴漢
「女が露天風呂に入るってことは覗いてくれってことなんだ」と雷太に力説し女風呂を覗く凱はいつ見ても酷い(笑)こんなですけど一応この人、雷太に対して「人を痴漢みたいに言いやがって」と反論してたんですけどね・・・。
その後、竜を女子風呂に落として二人で笑い合ったり、やってることは何処から見てもストレートに酷いのですが、竜が廃人になりかけた一件以来打ち解けてきたという感じが出ており、一つの壁を乗り越えたという実感が湧いてきます。
▼大人になったら超イケメン
ラディゲ達から子ども扱いされるトラン。けらけら笑って上から目線で他人を小ばかにするキャラなので、侮辱される様は絵になるのですが、ラディゲもマリアも我先にといったエゴの塊みたいな奴らなので、仲間の欠点を論って自らを安心させる余裕の無さが透けて見えるような構図で、改めてギスギスしたブラックな組織だと思います。
第37話「誕生!帝王トランザ」
▼強くてハダカでセコイ奴
大食い勝負にモテ男勝負と、格好つけておいてやってることがイチイチショボイトランザですが、演じる広瀬さんの演技と見た目のおかげでその後の力自慢展開も含めて絵になりました。
▼魚強いよ魚
珍しく戦闘不能になるまで追い込まれる竜ですが、生身での戦闘やトランザの剣を体で受け止める場面は素直に格好良く、戦士としての凄味を見せつけます。
大怪我を負ったリーダーの不在を補うべく奮闘する4人と、怪我を押して仲間にアドバイスをするリーダーという具合に、助け合う戦隊のチームワークが描かれる一方、罵り罵られの末に、自分達で定めたルールをも勝手に破棄し、一方的な暴力で以て同僚を屈服させようとする悪の組織の人間関係の歪みも強調されています。