しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

恐竜戦隊ジュウレンジャー 第19話・第20話

第19話「女戦士サソリ!」

突然兄貴の存在を知らされ、そいつに殺意を物理的にぶつけられて苦悩するゲキが、虐められていた所を兄に庇ってもらった子供を前に、「良いなあ。あいつらも不仲になればいいのに。」ではなく、「良いなあ。あいつらには仲良くしてもらいたいなあ。」みたく思えるゲキは、確かに正義のヒーローのメンタリティの持ち主だとは思うのですが、これから大事な決戦って時に、変身メダルを怪我をした子供の治療の為に置いていくのはどうかと思うんだよな。巻き込まれているのは恐竜の卵だけじゃなく、子供の兄もそうなわけだし。

キョンシーみたいなメイクを施された子役の顔からは、確かに重症感が出ていましたが、かといって明確に死ぬかもしれないと医者に突き付けられた訳でもないですしね。せめて戦いが終わった後で思う存分使わせるで良いと思うんだけど。

敵側の新キャラとしてラミィが登場。街中に突然岩が現れてゴロゴロ転がった末に、中から被り物をしたお姉さんが出てくるという意味の分からない登場シーンが印象的ですが、その後はまあフツー。そんな強いとか秀でた能力持ちとまでは感じられず、頑張ったら勝てるレベルかなと。新キャラを出しても曽我さん演じるバンドーラのインパクトが強すぎて、存在感が掻き消されるっていうのはあるかもしれないけど。

 

第20話「大獣神最期の日」

ゲキの解説の中で、意味も無く山を破壊する神様。口を動かすより手を動かすがモットーです。

「まるでコメディだな!」と、バンドーラ一味の微笑ましいやりとりを茶化すブライ。前作があんなだったのでメタネタも入っているのかなあ。いずれにせよ、ジュウレンジャーとその仲間達よりもホワイチーな関係性だと思います。

皆既日食大獣神が弱まるなら、恐竜の卵云々は関係ないよなあ。人質だけなら子供達だけで良いわけだしね。前々回のゲキと大獣神との喧嘩だってあまり生かされていないよね。大獣神脱出を阻むブライを攻撃出来なくなったのは、大獣神と喧嘩しているからではなく兄貴に対する情からだし、結局前回までのバンドーラ様の作戦の殆どが、大獣神攻略にちゃんと繋がっていない尺稼ぎレベルだったというのはトホホポイント。

バーザの足止めが下手糞だったので、恐竜の卵が海中に。無能ムーブはノルマ。