しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン16話

ドン16話「やみおちスイッチ」

 

ジロウは思い付きで行動するタイプですね。深く考えずにノリだけで突っ走るから、冷静になって振り返ると、自分のやったことに驚愕してしまうタイプ。信念や確信の上で行動しないだけに、危ない奴ですね。

昔話の「桃太郎」風の口上でタロウを罵る一連の台詞は、井上脚本らしい見せ方だったと思います。こういうの巧いよね。

 

タロウは雉野もジロウもお供として受け入れる様子。「ダメな人間はいない」という方針なので、ジロウについても問題児だけど切捨てるつもりはないということでしょうか。

 

基本ブレないタロウさんですが、今回ヒトツ鬼討伐よりもソノイとの会話を優先。「美しい嘘」に騙されたとはいえ、醜い真実こそ実は嘘だったのではという希望を抱いたが故の行動でしょうか。はるか達が見ていない所でのタロウのブレでしたが、このブレは今後の布石なのか、それとも。

 

タロウがお供の姿を借りたジロウを攻撃出来なかったのはよくわからなかったな。訓練としてザングラソードで斬ったり、ドンブラスターで狙撃したりしまくってたし。撃たれても斬られてもノーダメだった覚えがあるので、ぶっちゃけドンブラザーズ同士の殺し合いが成立するかどうかも分からないんだよな。

まあ、命のやり取りと訓練用で武装の出力を調整していて、相手にダメージを与える目的での斬撃には踏み切れなかったとみるべきなのか。井上脚本し、設定面はそういうものとして見るべきなのかな。

 

雉野はちゃんとヒトツ鬼になったことを反省している様子。周りの皆は「ドジ野郎がまたドジ踏んだ」みたいな空気で受け入れてるみたいですが。

元々人の目を気にしがちな彼なだけに、罪も無い人々を消して周り、仲間達にも迷惑をかけたという現実は当然ショックでしょうしね。ショックの度合いが強いだけに、自分を慰めてくれたみほちゃんへの依存心をより強める結果になったのではないかと思います。一瞬、出来るコール一万回マジで流すのかと思ったぜ。

 

はるか大先生がジロウが奪ったグラスを奪還する所はらしいなと思いました。前番組のさ〇らも大二から銃を奪って恫喝してたけど、説得力が違うもんなあ。

ヒーロー一直線なはるかさんですが、タロウのデレの部分に凄く期待している様で、タロウを支えに生きている感がやはり強いですね。それが彼女の強さの根っこなんでしょうが、裏を返せばタロウを取り戻すためなら命をも投げ出す生の人間としての限界も見えている訳で、人間鬼頭はるかのドラマは今後も期待したいです。

 

ノリでドッグフードを食べるイヌブラザー。馬鹿だなあこいつ。手裏剣ちゃんと使ってくれたのは嬉しかった。

犬塚君は今の所取り残されてる感じですが、彼しか知らない情報も結構あったりするので、次回も生暖かく見守ろうと思います。