しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン18話

ドン18話「ジョーズないっぽん」

 

ドンムラサメ、女の子なんですかね。あの剣はともかく、アルターは一般販売されるのが意外。

 

「タロウに友達だったカブトムシの話をしたら隙が生まれるかもよ」とか真顔で提案しちゃう所とか、薄情すぎるぞ陣。

まあこの人、大好きなタロウが死んでも「悲しんだ所で意味は無い」と淡々としているので、根本的に人情に疎いんだよなあ。平凡でそんなに所得も無さそうな単身住まいのサラリーマンが神の子を拾って、実際手に負えなくなって感情の一部が死んだとか、まあありえなくも無いよな。なまじ面と向かってタロウに文句を言えない分、近所の住民から嫌がらせとかもされてそうだし。

 

基本俺様ムーブが強いタロウですが、女子(はるか)からのプレゼントに感激したり、友達的関係と信じていたカブトムシとの再会を祈願したり、周りと違って自分に誰かが居ないことに、内心忸怩たる思いを抱いていたのでしょうねと、改めて。

最も、最後のお節介のように、相手の都合を考えずにあれこれやろうとするところが嫌われている原因ではあるのですが。美男でスポーツ万能、頭脳明晰でこういう性格なら、女の子もプレゼントをあげようなんて思わないよね。

 

タロウをとっくに死んだカブトムシで釣ろうとするはるか達。こいつらもかなりひどいのですが、無神経なタロウに対して無神経で返すということなんですかねえ。

元々ナルシストだったり落ち着きのなかったりと、勢い任せで他人の感情に後になって気付く的パターンが多い人達とはいえ、最近タロウへの執着を強めているはるかは勿論、自分を見透かすタロウをぎゃふんと言わせたい猿原、劣等感男の雉野、そもそも人として壊れてそうなジロウとしては、タロウを負かして認めさせたいという気持ちが強いのは分かるし、だからこそ人並みの弱さ丸出しで理性を吹き飛ばして混乱するタロウを見るのは嫌だし、自分たちの卑劣さを自覚して謝罪すると。

正しさに敏感で、嘘の意味も理解できないタロウが、「陣と自分しか知らない筈のカブトムシのことをお供が知っている」「カブトムシの寿命の短さ」といったあからさまな不自然に気が付かず、我も忘れて子供時代のトラウマに駆られて暴走する様は痛々しいし、「嘘も方便」とタロウに教えてきたはるか達が、ここにきて残酷な嘘をつき、タロウに対して敢えて真実を告白するというのは皮肉です。

 

脳人の世界の伊集院畸太郎ファッションリーダーことソノイ、タロウに人助け勝負を挑んでみたりと可愛いですね。いざ真剣勝負をしようとしたら変身解かれちゃうし、彼としてもこういう風に絡むことで自分の気持ちを整理しようとしているのかもしれません。ちょっと遊びが強すぎるとはいえ、ドンムラサメの登場で彼の立ち位置がどう転ぶのかは見もの。転ばないかもしれないけど。

 

次回は井上和彦登場。リバイスに対する「こうやってやればいいのに」っていう、いつものアレですかね。