しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

恐竜戦隊ジュウレンジャー 第39話~第42話

第39話「地底獣の涙…」

銃を向けてきたハンター達はともかく、近づいてきただけのゲキ達に投石を食らわすゴダ。普通に凶暴だよ(;^_^A

皆さんすっかり大獣神信者になり果ててるなあ。ブライのあれこれがあるから気持ちは分からんでもないけど、大獣神が言う「滅びた命は新しい命となって蘇る」という言葉をそのまま鵜呑みにしてゴダを叩いているだけで、ゴダの扱いが単なる大獣神マンセーの踏み台にしかなっていない気がするんだよなあ。

後、子供がゴダの卵を管理するとか無理ゲも良い所だと思うんだよなあ。ジュウレンジャーも「頼むぞ!」みたいな表情だったけど、普通にバンドーラ様に子供が襲われる切っ掛けを作ったようにしか思えんぞ。

 

第40話「ブライ死の出発」

ブライ死亡編前編。まだ生きてる。

ゲキに「お前の兄貴もうすぐ死ぬんやで」と伝えておいて、その理由をぼかす所が凄く理不尽なクロトですが、理不神の仲間みたいなので仕方ないね。類友

皆がブライの復活(と時の停止した部屋へのアクセス)方法を調べる中、ナレーションと共にバカスカ回想シーンを挟む所なんか、改めて仮面ライダーBLACK思い出すよなあ。あの作品も、何かあったら回想シーンって具合にバンバン入れてきたもんだけど、流石にあっちの方が巧くやってたと思うよなあ。とにもかくにも、杉村脚本の癖の一つと言っても良いんじゃないかな。

暴れるドラゴンシーザーを前に「これは兄さんをおびき出す罠だ!」と気付いておいてブライを頼ってしまうゲキ。もっとこう・・・な?

 

第41話「燃えよブライ!」

ブライ死亡編中編。まだタヒなない。

バーザの作戦で時の停止した部屋が崩壊し、ブライの延命は不可能に。結構ショッキングな出来事な筈なのに、作戦自体に今更感が付きまとってノれない所。ドラゴンシーザーの贋作を作らずとも今まで何度もブライは助けに来たわけだし、その都度剣の発するエネルギーを辿っていけば部屋の在りかは分かったわけだしね。バンドーラ様が時の部屋の場所を特定する方法を突き止めるまでの過程を描いて初めて緊張感が出る展開だと思うんだけどな。なんというか、回想シーンに使う尺は無かったと思います。

ブライの命が短いと言うのに、最後までブライにおんぶにだっこなゲキ。理不神達のせいで戦力が無いとはいえ、なんかなあ。

しかしなんだ、自称ドラゴンレンジャーファンのゲストの子供は、最初ブライを不審者扱いしてキモがってたのに、他の大人たちはちゃんと変身前の姿を認知してるってのはよくわからんぞ。投石してたのはオタか何かなのか?

予告が改めて無慈悲。笑うわこんなん。

 

第42話「ブライ死す…」

ブライ死亡編後編。つまりタヒにます

ブライが子供やゲキと会話をするシーンはそこそこ良かったと思います。「滅びた命は~」とか達観したことを言いつつも、なんだかんだで死が迫ると怖くなるのが人情だよね。ブライが逝った後のゲキも熱がこもってて悪くなかったです。これでもうちょっと二人の関係に説得力があればなあ…。

反面、メイの「ゲキ~、ブライの命は後5分しかないわ~」は、デリカシーが無さ過ぎて笑い死ぬかと思いました。なまじ棒読み入ってるので、それだけ破壊力がありましたね。

デリカシーといえば、死の直前のブライとゲキ達のやりとりは、やっぱり冗長だと思います。前作のリエや凱の最期なんかと比べると、所作ばかり多くて情緒に欠けるというか。特に武装を継承するシーンなんかもっとやりようがあったと思うんだよな。変身してドラゴンアーマーと獣奏剣を託す場面だけど、さっきまで生身で苦しみながらゲキ達と言葉を交わしていたブライが変身して、その上ゲキまで一緒に変身して継承するカットを挟むことで、それまでのテンションが途切れちゃうんだよな。月並みなやり方だけど、ゲキを認める言葉をかけた上で逝き、鎧と獣奏剣だけが残ったとかなら、故人の死で残されたものが無機質な鎧と剣だけという虚しさに繋がり、それでもブライの言葉を受けたゲキが、その無機質な鎧と剣を受け継ぐことで、ブライの意志を宿した血の通った器になるといった具合に、絶望が希望に転換するカタルシスも出る訳だよな。これは脚本の問題ってよりも、演出でもっと工夫の余地があった所だと思うんだよな。勿論、死んだ後にいきなり剣と鎧が現れるなんて不自然って向きもあるだろうけど、下手に設定や常識でがんじがらめにするよりは、クライマックスならある程度情緒面を前面に出した見せ方に舵を切るべきだったと思います。なまじこれまでの流れが妙に熱っぽかったわけだし、そもそも杉村脚本に道理なんてあってないようなものだし演出でシナリオの持ち味を活かさないと。

で、理不神は安定の理不神。「ブライの蘇生?んなもんありえねーけどだまっとこw」「命は大事だけど命を守る為の力は貸しません^^」ってスタンスだもんなあ。まあ、お仲間のクロトの意思もあるんだろうけど「滅びた命は新しい命へとつながる」ってのも結局何のことかさっぱり分からないし、神と言うよりもカルト教団の親玉みたいな扱いなんだよなあ。まあ怖いのは、そんなアレなお方の偶像を、俺も含めて子供やオタが大枚叩いて求めたってことだよなあ。