しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン25話

ドン25話「ヒーローしごとにん」

指名手配犯を雇ってしまうレストランって、根本的に経営者のアレがアレなだけでは・・・。

 

前回母親の愛(?)の深さを学んだタロウは、雉野のお母さんが死にそうと勘違いして必死に働く好漢っぷりを披露。日頃はお供相手に圧強めな彼ですが、チームの長としてやることはやるタイプです。はるかも負けじと人助けの為に邁進したりと、相変わらず理想の自分実現に余念がないです。タロウよりはるかの方が自己愛マシマシって感じなんですけどね。

 

猿原は変なプライドからお仕事をしますが、まるで甲斐性なしなダメ男っぷりを披露。学校の臨時教員として招かれる位は地域の名人として通っているのに、予備校業界では門前払いと言うのがちょっと理不尽ですが、知らん人からしたらただのニートですからね。ひもってたいへんだなあ。

 

雉野は自分の為に働きつつ、「知り合いの病気のお母さん」の為に頑張るタロウの会話を立ち聞きして奮起。基本身勝手な人間だとは思いますが、自分の事だけではなく、タロウに協力する為に仕事を増やそうとする雉野の姿勢は良くも悪くも彼らしいです。いやになる位平凡故に社会に対して主張できる我を持てないからこそ、社会の根底にある善悪の基準や等身大の人生の悲喜に対して敏感になっているそのあり方が、雉野がドンブラザーズとしてやっていけている理由なのでしょうね。しゃかいじんってたいへんだなあ。

 

4人それぞれのキャラクターが出ていたのは良かったと思います。ちゃんと鬼殺隊してるソノイと、それを阻むべく戦うタロウの構図が久々に展開されたのもどことなく懐かしかったですね。