牛君の掘り下げが始まったようですが、この人も何がしたいのか今一つ分かりません。前回テロリスト予備軍と組んで他のライダーをハメていた姿から、周囲のライダーを敵視しつつも、その場の状況において必要とあらば敵と手を組むことも辞さない、勝つ為なら何でもやるキャラ付けなのかと思いきや、バディ戦だというのに、勝つ気があるのか怪しい就活君とのコンビを解消せず「ライダーは全員敵だから、誰と組んでも変わらない」というスタンスで行動したりと、戦いに対する姿勢が物の見事にブレブレな印象です。就活をルーキー扱いする割に、自分はゲームのルールに翻弄されて勝ち点を挙げられない情けなさも含めて、主人公の対抗馬的存在というよりは、ただ頭の弱いイキリというのが関の山。まあ、牛ってそんなに知的なイメージないけどさ。
就活君は相も変わらずというか、ゲームのルールで脱落者が出ると言う、普通に考えて怪人との戦いとは関係なさそうな犠牲が生じているにも関わらず、グランプリに対して何ひとつ疑問を持っていない印象で、ヘイワ主義者の薄っぺらさを演出するのに余念がありません。日常生活でSDGsとかゴリ押ししてきそうなイメージすらあります。
前回の「人の命より大切な願いなんてあるんですか」という問いかけを鑑みても、勝ち残って死んだ人をよみがえらせようと言う気概は無さそうですし、その癖思い出したようにグランプリの不条理に対してこれ見よがしにキレ散らかして、意見をした相手に食って掛かるので、牛の人よりもこいつの方が他人と敵対したい感がビシバシ伝わってきていかんですね。
人が襲われている映像を観ながら、呑気にルールの説明を聞いてる姿もそうですが、誰かの不幸を許せない純粋マンというキャラ付けは、既に失敗しているんじゃないでしょうか。
動画配信者は相変わらずギーツの能力におんぶにだっこで、就活君を含めて周りを見下したり喧嘩腰で応対したりと、クズムーブに心血注いじゃってる感じです。頼みの綱の主人公も絶賛空気で、地獄絵図の拡大が止まりません。マグナム手に入れたなら、がっつりヤンマーニやってくれよ。それ位して初めて自称最強やろがい。
