しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン42話

ドン42話「ドンびきかぞく」

 

良くも悪くも、戦隊ヒーローは町の自警団的活動のおまけと言わんばかりの内容。

てか、詐欺師のヒトツ鬼化なんかもろヒーロー側に原因ありみたいな流れなので、ホントにヒーローの戦闘がついでレベル。

 

猿原はちゃんと町の相談役をやっていました。

ドンブラザーズの中ではあまりぱっとしないけど、なんだかんだで地域の中では頼れる人なんだというのを改めて描いてくれたのは嬉しいというかほっとした所。女の尻ばかり追いかけるエロ猿みたいな扱いで終わったら嫌すぎるからね。

 

仲間外れにされてちょっと寂しかったらしいタロウ。前回に続いて可愛らしさを見せます。まあ実際は、ドンとお供という上下関係からツンツンしているだけで、普段は人懐っこい印象なので、1話から3話位までの愛くるしさをここ最近また見せてきた印象です。

それにしても、つけるつけないは置いておくとして、「美しい嘘」はタロウの中にしっかり定着している様子。ソノイの貢献度大だね。

 

タロウに何も言わなかったことを詫びつつ、寂しげなタロウの表情を覗き込みたい心理を見せるはるか。カブトムシの寿命や街中のサンタについてなど、タロウの非常識を埋める役割は殆どはるかが担っている印象ですが、精神的な支えとしてタロウを認識する一方で、タロウの純粋さから来る欠落と可愛げのようなものを愛でることで、自分が支える存在が如何に清らかなのかというのを実感したいというのはあるのかも。

 

みほちゃんと通話する雉野をやべー奴認定する詐欺師。詐欺師にとっては「雉野の死んだ娘」という認識だから、みほちゃんと通話する彼の行動を「異常な振る舞い」だと勘違いしてしまうんだけど、人形を奥さんだと思い込んで話しかけている普段の雉野の積み重ねから、詐欺師が抱いた雉野への印象自体は間違っていないという状況が成立するのが、「嘘」をキーワードにした本作らしい描写で地味に好きなポイント。

 

犬塚は家族のぬくもりに触れて嬉しそう。お父さんが逃亡者で、今でも指名手配犯として逃亡中の身で、結婚を誓った愛する者の温もりとも縁遠いとなっては、一時だけでも仮初とはいえ家庭の団欒に心を癒すことが出来たのは救いであり、夏美救出の動機付けを強める出来事にもなったのかな。