しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

ロボット110番②

第5話「奇蹟をよぶ借金とり」

レギュラー出演の子供達はそっちのけで、またしてもゲストの少年家族の為に奮闘するガンちゃん。ガンちゃんの奮闘劇自体は悪くないけど、善行度外視のバッテンパンチが非情に決まるオチがその分浮いちゃってます。

修理技術はともかく、追跡装置に関しては相変わらずまるで役に立たないケイ君。怪盗を見つけるまでは追跡装置を使ってたのに、追走劇が始まるや目視に頼りまんまと嘘の逃走経路をひた走る姿がおまぬけ。話の都合と言えば身も蓋もないですが、第1話、第5話とこれといった結果を残せていないだけ、装置のダメっぷりは基本仕様なのかもしれませんね。

 

第6話「ガンちゃんパパになる」

レギュラー出演の子供達はそっちのけで、またしてもゲストの少年家族の為に奮闘するガンちゃん。ガンちゃんの奮闘劇自体は悪くないけど、善行度外視のバッテンパンチが非情に決まるオチがその分浮いちゃってます。

ガンちゃんの奮闘劇は上述のコピペように悪くは無いけど、ゲストの子供の依頼心が強まる件にはもう少し積み重ねが欲しかった所。父親不在故にその存在の実態が分からず、ガンちゃんに父親役を引き受けてもらって寂しさを埋めてもらうはずが、その意外な有能っぷりを見て「依頼心を満たすための便利アイテム」として勘違いしてしまうというのは流れとして間違ってはいないものの、純粋に父親が居ないことへの寂しさの方ばかりクローズアップしすぎて、物質面での欲求不満やいじめ等、父親が居ないことに付随する惨めさや苦難といったものを描き切れず、ゲストのガンちゃんへの印象が変質する流れが聊か歪に見えてしまったのは残念ポイント。ゲストの子供も増長していたとはいえ、欲しい物を諦めて「父親が居る他の子達と比べて、何かを持っていない自分」という状況を受け入れて終わりというのは寂しいかな。自転車を返品してガンちゃんのバッテリー代を返済しようとしたゲストの誠意を描こうとしたとはいえ、ガンちゃんがバッテリー切れになったのは元々子供の欲望を満たす為だった訳で、彼の心の弱さを克服させる為にガンちゃんの労働も無駄にしてしまった感があるのは残念。(返済によって赤字を補填できたはずが、パンチ回避に間に合わなかったという展開も、一つ一つの要素の噛み合わなさを感じさせてしまって痛い。)

ゲストのお母さんは中真千子さん。若大将シリーズや初期ウルトラシリーズ等で色々演じていらした方ですが、悪い意味で印象深いのは仮面ライダークウガ」の榎田さんのお母さんかなあ。孫可愛さとはいえ、大量殺人犯として暴れまわる未確認生命体の対策に追われる娘を追い詰めるだけというクルクルパーなキャラ付けがいくらなんでも話の都合感丸出しで死ぬほど嫌いだった記憶。役者さんに罪は無いけど。なんとなく、今回の役どころと好対照みたいな立ち位置だったので書いてみました。