しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

王様戦隊キングオージャー 第11話

ドンブラザーズは死んだんだ

いくら呼んでも帰っては来ないんだ

もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次のVSあるんだよね?次回作モチーフのヒトツ鬼も出るんだよね?

「555」の続編よりこっちの方を頼むで敏樹ィィィィ!!

 

 

本格的に「バカ王様達のバカの競い合い」の様相を見せ始めてきた「キングオージャー」。

ラクレスもバカではない」と言われていましたが、ラクレスよりもバカな王様が殆どだから困ってるんですがねえ・・・。

 

ラクレスがレジェンドキングオージャーを呼ぶ奇跡を起こしました!→ギラの葬式をします→ギラが生き返りました。レジェキンを呼びました→シュゴッタム民「ラクレス嘘松。レジェキン呼んだのギラやんけ」

という、ガバガバラクレス失脚計画を嬉々として展開しようとするヒメノとヤンマは、真面目に王位を退いた方が良いと思います。

ギラがレジェンドキングオージャーを呼べても、民衆的に彼はもう国家反逆者以上でも以下でも無いので、「王族の力を利用して国家に仇成す者」という認識しか生じない筈です。ギラが召喚できる→ラクレスは召喚不可能と国民が判断する材料も無いので、結局「強大な力を持った侵略者」を前に、国民は今以上にビビり倒すこと間違いなしでしょう。一体彼らのどこからあんな自信が湧いてくるのかマジで気になる。

そもそもレジェンドキングオージャーって、王様5人で呼びますよ的機体だった筈なのに、ギラ1人で呼べるようになっているのが意味不明ですしね。何が何なのか全く分からない。

 

そもそも、ヒメノが言う「美しい物語」とはなんなのでしょう。子供達はバグナラクの侵攻に怯えている云々と宣っていましたが、奇跡を起こしたのがラクレスということになっているのであれば、彼の信用を落とすことは即ち国民や子供達の信頼を裏切ることになるわけで。そういう失望経験をさせたくないが為の「邪悪の王」ごっこだったと思っていたのに、ギラの方は嬉々として人々の希望を踏みにじるこの作戦を受け入れる始末だし、そもそもギラが「邪悪の王」を自称する以上、国民からしたら希望を失われっぱなしになるので、どこにも美しい部分が見当たりません。

そして、こんな言葉にちょろまかされて、中立の理念をかなぐり捨て、ラクレスにギラの生存を伝えず葬式に何食わぬ顔で立ち会うリタは相変わらずどうしようもないです。そもそも決闘裁判の生き残りを匿い、「中立国が彼を管理する」という手前勝手な理屈で勝者であるラクレスの希望を無視し、容疑者に関する事情を裁判と関係が無い件で自分達の間だけで完結させようとする排他性等、公平中立のイメージとかけ離れていた存在ではありましたが、ここまで露骨だとクラクラしてきますね。

結局スタッフは、彼女を「もっふんぬいぐるみを売る為の宣伝材料」としか思っていないのかもしれません。合体ロボやなりきり玩具の販促よりも、マスコットキャラのぬいぐるみの方に力を入れる何て凄いなあ。

 

ポッと出の怪人の寄生爆弾程度にやられるレジェンドキングオージャーは、結局ワープしか取り柄が無いみたいです。それだって高速移動できるぜ!って触れ込みなのに、のろのろ立ち回って等身大の敵に攻撃の隙を与えちゃうレベルというのが、泣けてきちゃいます。ワープも出来て忘れ物まで届けてくれるオートバジンの方が1万倍有能ですね。

 

デスナラクは平素から小物臭が凄いので、彼を出し抜いた蜘蛛男の凄味もあんまり伝わりませんでした。とりあえずウンチが凄く好きなんだなというのは分かりました。役者さんは演じるにあたって「ドンブラ」を参考にしたようですが、蜘蛛男君自身はNRKさんと一緒に「パラロス」でも観ててどうぞ。