自転車ロボってマイ伝のウィリーしか思いつかないけど他にいたっけかなあ？？
「グオ」よりはマシってだけで、面白くはない。
祖母へのプレゼントが壊れたことを気にする男の子に対して、「届け屋だから代わりに届けてやる」と言い張る未来。大也に何の相談もせず、それでいて彼の車を宛てにするところもカッコ悪いけど、そもそも孫と祖母の親密な関係に赤の他人が介入し、孫の立場を一方的に肩代わりするという流れからしてついていけないよ。「お婆ちゃん想いの男の子の情に流されたお婆ちゃんっ子」としてキャラを見せたいなら、「届け屋だから一緒に行こう！」とか、男の子の主体性を陰で支える役割位が丁度いいと思うんだけど。割れた鏡を見て驚く素振りを見せずに喜ぶお婆ちゃんのシーンも、肝心の送り主である男の子が不在だから、ほっこりよりもシュールギャグとホラーの中間みたいなテイストになってるし。
未来の行動に「意味」を見出した大也も、単純に人を見る目が無いってだけでなく、彼女への評価が「無責任の馬鹿女」レベルなのも救えない。積み荷があるのに囮を引き受ける届け屋とか、普通に考えて論外だし、そんな手間とリスクを背負う位なら大也達に加勢して協力してお巡りさんを庇ったり怪人を倒した方が確実だし、ドヤ顔で予想して褒めちぎるその内容がアフォすぎて、それに追従する射士郎も同じくというドミノ倒し的人物描写。
未来が引き受けた仕事だから車は貸せないというのも、第1話で射士郎に輸送を丸投げしていた負の実績のおかげでおまいう案件でしかないし、今のところスカしているだけでこれというカリスマ性も特に無いのが面白くない。
未来も荷物を直ぐにでも届けないといけないという制約があるわけでもないのに、勝手に納得して共闘しないのもつまらない。未来がブンブンジャーになったのも突飛なのに、ブンブンジャーの戦いは放置するとか、何がしたのかわからない。大也から「自分で引き受けた仕事」だから「集中しろ」と言われたから戦線離脱するのも、本当に「ただ言われただけ」の行動でしかないので、結局自分のハンドルを他人に預けっぱなしで全く決まらない。大也の発言は自分の価値観と照らして正論として認めつつ、自分のやるべきこと、やりたいことも重視し、戦闘に加わるとかのが未だ受け入れやすいんだがな。「戦っている最中に荷物が盗まれたりしたらまずいから。」とかいう理由の方がまだ納得がいくレベルで主体性が皆無過ぎる。1年通してそれを手に入れていく若者たちのドラマということにしたいのだろうけど、その割には対して面白くもないことに「バクアゲだ」とか言って無理矢理ﾏﾝｾｰするから、テンションが却って下がるんだよな。
巨大戦前の良く分からないレースシーンも、テンポの悪さにしかつながっていないので、ロボ戦も気持ちが余計に萎えた状態で見せられるので全然盛り上がらない。肝心のロボも見た目がクッソださいのもあって、ひたすら退屈なバトルが続くだけ。今のところ魅力的に映ったのは、大也のスポーツカー位だけど、現状玩具の購入特典でしかないのが悲しいよなあ。一番おいしいアイテムを餌に他の玩具を買わせる訳だから、商法としては巧いのかもだけど。
※2024/03/22
大嘘書いて失礼しました。店頭で無料で貰えたみたいですね。
キャンペーン自体も番組の宣伝にもなるし、アイテムも劇中でも活躍している物だから持っていて楽しくなるし、それを呼び水にしてロボや他の車も買わせようという狙いだったのかな？
