しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

わんだふるぷりきゅあ! 第1話~第8話

俺を救ってくれるかもしれない作品なんだ!

 

ずっと溜めていた「わんぷり」ですが、面白かったので一気に最新話まで追いついてしまいました。

今のところ、9時半枠なら「夢クレ」「S☆S」並みに楽しんでるし、ニチアサ全体なら「ドンブラ」以来の当たりです。

世の中捨てたもんじゃないね。

 

第1話

観ていて全然苦痛じゃない(重要)

てか、すげえ楽しかった!!

こむぎの一挙手一投足が愛くるしすぎる。いろはと一緒にいたくて追いかけたり、大福と顔を合わせたり、いろはの為に頑張って羊の怪物に挑んだり、可愛くて健気な姿がとても印象的。

いろはは明るい子。部活の助っ人として頑張ったり、ユキに挨拶したり、悟にも「一緒のクラスになりたいね」と率直に言ってみたり、活発且つ大胆で包容力のようなものを感じさせるキャラクター。見方によっては図々しく思われるけど、こういう人間性だから襲われた子を放っておけないし、こむぎも懐いたのだろうと思わせる描写の数々。プロの本気ですね。

 

第2話

キャラクターの描き分けが良い。

こむぎはいろは大好き。ガルガル対策に即のめり込めるほどの熱意もなければ、プリキュアとしての自覚も薄いけど、いろはが好きだから彼女の「目標」の為にプリキュアとして頑張る。いろはのガルガルを助けたいという気持ちがこむぎに伝わる過程はもう少し詳細に描いてほしかったけど、目の前で暴れるガルガルを前に困惑するいろはを見て、自分が助けられた経験を根拠に、無視を決め込める人間ではないと判断できたのは、ちゃんと絆を感じさせて良し。

いろははこむぎと違って人間の中学生なので、こむぎのように無邪気には振舞えない。こむぎと意思疎通出来るのはうれしいけど、人間の常識に不慣れなこむぎ達に振り回されたり、ガルガル状態の動物を心配したり、一方でこむぎの身の安全にも思いを馳せる。「犬のこむぎが人間(プリキュア)になり、凶暴な動物達と戦うことになった」という事象について全く異なる視点でリアクションを取らせることで、奥行きが出て盛り上がる。人間と犬という種族の違いを前面に出した企画内容をちゃんと活かして面白さにつなげている秀逸なシナリオ。

世界中の動物と仲良くなるのが「目標」というのも興味深い部分。「夢」ではなく「目標」とすることで、「こういう心構えで生きていくことが大事」という人生哲学のような感じかな。

プリキュアの活躍は、バトルではなく説得。これは賛否ありそうだし、どことなく野暮ったさを感じさせちゃうかもしれない。単なる殴る蹴るだけでなく、人智を超えた猛獣の怪力に耐え得るのもまたプリキュアの強大な力の見せどころということなのかな。

 

第3話

理由不明の秘密主義と人命を天秤にかける展開に面白みが無かったり、悟のアドバイスじゃなくていろはの知識で解決したようにしか見えなかったりと、お話自体は粗目だけど、キャラの見せ方でカバーしている感じ。

いろははメエメエの話の最中にこむぎと遊んだり、ガルガル探しの過程でアヒルの行列に夢中になったりと、目先の面白おかしいことに素直に反応する年相応(?)の浮ついた振る舞いを見せつつも、要領を得ない話ばかりするメエメエを逆に質問攻めにしたり、ガルガルに対してもちゃんと向き合ったりと、芯の部分では真剣というのが伝わってきて好印象。

こむぎはいろはに対してはガルガルの探し方を提案するけど、メエメエから頼まれた時は思考停止を決め込んだりと、良くも悪くも対応に差が出ているのが特徴かな。目の前のガルガルを心配する気持ちはあるけど、それよりもいろはの興味や、いろはと一緒に行動出来るかが軸になっているのが良く分かる。

悟は頭が良いから、メエメエの秘密主義の真相をすぐに看破。彼を説得したり知識を活かしていろは達をアシスト。いろはの反応を見て色々考えてしまうというのも、頭が良い故かもしれない(笑)

アナザーラビリン可愛い。

 

第4話

駄々をこねるこむぎが只管可愛い。

まゆは自分の世界に閉じこもりがちなのかな。引っ込み思案というのもあるけど、好きな事にのめりこんで周りが見えなくなって、他人との交流がうまくいかなかったとか。そういう点はメエメエの話を聞かないいろはと通じているのかもしれないけど、いろはの場合は大胆だから、悪意が無いというのは伝わるんだろうな。

いろははまゆの人間性を理解したりと、アクティブだけど粗野ではなく、ちゃんと主役の風格を身に纏ってる。どこかのバクアゲbotとは大違いだね。

 

第5話

ポンちゃん可愛い(笑)

いろはの家に来る前のこむぎは誰かの飼い犬だった模様。色々重くなりそうだけど、二人がどうやって距離を縮めていったのかちゃんと描いていて好印象。

人間の時はリードが無いなら手をつなぐと言いつつ、リードのおかげで海に落ちなかったりタクトを使えるようになったりと、「絆のシンボル」としての意味付けとは噛み合ていない感じ。

アナザーペギタンも可愛い。

 

第6話・第7話

タクトが使えないことで疎外感を感じ、自分が使いこなせないタクトが思い出のリードに戻らないことで追い詰められるこむぎ。好きだから役に立ちたいのではなくて、一緒にいるためには役に立つしかないと思い込んでしまうのが、子供っぽい僻みも感じさせて良し。

いろはと自分のそれぞれの立場を今一度俯瞰しつつ、絆の原点に立ち返り戦う意味を見出す。挫折によって成長し、恐怖を乗り越えていくのも王道の流れ。こういうのでいいんだよ。

悟有能。話ができる人としての立ち位置をフル活用して見せ場を作ってる。まゆちゃんもちゃんと存在感を出してgood。

アナザーニャトラン?ライオンもネコ科だし、ギリ・・・。

 

第8話

キャラデザが可愛いので、いろはとまゆの制服姿が滅茶苦茶映えるの眼福。いろはの美人度が200パー増しになっててすこすこのすこ。

廊下ですれ違った子と挨拶したり、まゆの自己紹介を盛り上げたりと、活発なムードメーカーとしての立場が再度強調されるいろは。周囲の人々との関係から、彼女が如何に凄いのかというのが伝わり、いろはのヒーロー性を強調する作劇に寄り添う描写の数々。

自分の殻に閉じこもりがちなまゆの性格が、自己紹介時の愛猫トークとして活きるというのも面白い部分。負の部分だけじゃないってことだね。

いろはに会いに行こうとするこむぎもラブリー。途中焼肉の匂いにつられるシーンがあったけど、その直後に学校で豚だのを飼育している場面が挿入されるので複雑な気分(笑)