しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン3話

ドン3話「あかりどろぼう」

 

意外に早く正体ばれ。アギトや555や漫画版クウガみたくもっと引っ張るのかと思っただけにこれ意外。

一旦ははるかとタロウの二人の関係を築いた上で、他のメンツとあれこれすれ違い劇をやってく感じでしょうか。個人的にはもう少し二人のすれ違い劇を見て見たかったかも(笑)

 

キモイとか怖いとか言いながら漫画を描く為にキチガイ配達員を雑用に使うはるかさんが凄い。盗作疑惑であれこれ言われてるのにへこたれず前進する辺り、どっこい生きてる感じがしますね。香や真理に負けない、もしくはそれ以上のふてぶてしさと図々しさを感じさせます。

その一方で、雑用としてこき使ったタロウに対し心の中で反省したりと、なんやかんやで良心を覗かせます。まあ、それなら謝罪の一言があってもいいかとは思いますがね。勝手に想ってるだけの想いなど伝わるわけないだろー。

 

タロウ君キチガイだけどプロ意識は高そうです。荷物の置き方がなってないという理由で犯罪者を見破ったり、荷物を運ぶためにスピードは出せないし、かといって宅配業者の名を汚す犯罪者を見逃すわけにもいかないという使命感から、ハンドル操作をはるかに任せて(それはそれでどうかと思うけど)アルターチェンジして相手を追いかけるという、登場人物の性格とアイテムの登場を連動させる、井上脚本らしからぬまっとうな販促描写。巨大ロボ戦はなかったけどな!(どこのジェットマンだよ)

そんな主体性抜群のプロの矜持と対比させる形で、ニートの気ままで受け身な生活が挿入されたのは確信犯でしょう。一応子供の為に変身してボールをとってやるという小規模な善行は積んでいるようですが、アドバイスも相手が自宅に訪ねてきたらする位のレベルですし、戦士になったことも平然と運命として受け入れてしまったりと、短い尺の中でタロウと真一のキャラクターを印象付ける構成になっていたんじゃないかと思います。

 

快盗鬼については猿原の推理が全てという感じでしょうか。

一応はるかが「反省」をする形で宅配業者への「仕打ち」に対して回答を出しているようでしたが、当の本人は消えてしまったのでフォローなしというのは中々後味が悪いです。

 

初回こそ派手でしたが、前回今回となんやかんやでじっくりタロウのキャラクターを見せていく構成になっており、良くも悪くも落ち着いた印象。よくわからない敵とよくわからないヒーローの戦いというのは「ジェットマン」というよりも「アギト」に近い印象です。どちらも好きなので問題はないですが。