しがない感想置き場

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デリシャスパーティ♡プリキュア 第6話

第6話「学校!怪物!大パニック!?ねらわれたエビフライ!」

 

Amazon.co.jp: 美少女戦隊デュエルーゼ (メガミ文庫) : 平林 佐和子, KRNGOKU, 井上 敏樹: Japanese Books

存在すっかり忘れてた。デパプリ×ドンブラの壮大な伏線だね。

 

でも今回は平林さんではなく「リュウソウ」でお馴染みのYMOK脚本ということで、のっけからなんとも反応に困るシュールギャグめいたやりとりが展開。頭が良いという設定が嘘のようなあんまりなポンコツさを見せるここねに、キチガイみたいな動きを見せる赤ちゃんコメコメにエビフライ三人衆のやりとりの間やゆいの難聴ギャグ等、懐かしいなあとほっこり・・しなかったなぁ。

 

校内に怪物が出たので生徒会で探索します。うーん、それは教員や用務員さんのお仕事じゃあないかなあ。

パムパムちゃんのドジによる怪物騒ぎでしたが、実際に怪物が出てしまったということで、それはそれでヤバい気もしますね。学校大丈夫なんですかねえ。

 

ここね周りの話はなんとも。物置に閉じ込められた同級生を助ける為に、「一緒に」壊れた扉を開けようとしたのはここねの友情観が反映されているようで悪くなかったのですが、「同じ釜のご飯を食べた友達」というゆいの言葉をそのまま行動原理に当てはめるのは意味が分からなかったです。エビフライ三人衆が「ここねさまはエビフライなんて食べない」って断言したように、ここねが食堂のご飯を嗜んだ描写は無いので、ゆいの言葉をパクっただけにしか見えませんでした。ポンコツかもしれないけど他人の言葉に無思慮に影響を受けるタイプでは無かったように思えたので、何が何やらというか。

 

ここねが皆を助けたからゴミ捨てじゃんけんに参加できたというのもよくわからなかったです。ここねに対する遠慮ってとっつきにくさもあっただろうけど、ここねへの敬意が元になっていた筈ですし。助けてくれた相手への敬意が増すことはあっても、自分達と同じとまで思えるもんですかねえ。せっかくポンコツ要素を押し出してきたんだから、そういう所で生かさないとダメな気がする。同じ釜発言だけじゃ良くも悪くも「何か自分達には分からないことを言っている」レベルですし、伝わらないと思います。

なんかこう、絶妙にツボを外した独自の間のシュールギャグといい、「なんでそうなるん」って展開といい、往年の蛮族戦隊っぽくて実に懐かしかったけどやっぱり面白くなかったです。なんやかんやで「これぞ山岡脚本」という具合に作風が確立されているのは、確かな強みだとは思いますが。

 

ゆいの友達想いアピールも、「おばあちゃんが言ってた」に起因するものだから、それ以上でもそれ以下でもないんだろうなあ。結局敵は倒したけど、怪物騒ぎの件で皆を安心させた描写は無かったわけだし。桃井タロウじゃないけど、全校生徒を友達として大事にしているというよりは、おばあちゃんが言ってたからという知識ベースというか。特別料理に対しても友達に対しても、強い執着を持っているようには見えなかったし、やっぱりグラマザコンなんだねてか言い難!