販促頑張ってるし面白いしこれがほんへでいいよ。
ラクレスの独り言を延々と聞かされる展開。面白いかこれ?
勿論面白くはないんだけど、語り部のラクレスが比較的マシなキャラクターだったことと、これまでの話の振り返りと補完がメインだったおかげで、いつものようなぶっ壊れた印象を受けることはなかったです。
ダグデドに勝てないから力をつけるのは分かるけど、邪悪の王として振舞う必然性があったのか至極疑問。周囲の国々の王が曲者揃いを通り越してキチガイばかりだったとはいえ、居丈高な外交方針でゴリ押しているだけに見えるけど。初回の自国放置なんか、ギラの怒りを刺激させて戦線に投入する目論見があったならともかく、ギラの登場は想定外だったらしいから余計に違和感があるよね。
キングオージャーZERO、いましたね。切り札枠の癖に普通に負けてるというのが哀愁を誘います。ZEROだけに何もない人みたいな扱いやめてちょ。
ギラが信頼を勝ち得たというよりは、グオーの世界の人間達がふわふわしてるだけじゃないかしら。思慮の下誰かを信じているというよりは、状況や発言に流されてるだけでしょ。詐欺師に引っ掛かりそうな人ばっかり。
スズメがラクレスの曖昧な発言を聞いて何かを感じ取るのもなんかなー。泥被り者同士通じ合ったものがあったのだろうけど、ラクレスはしょっぱなから民を犠牲にすることを躊躇わなかったからね。形の上では自国の民は守るスタンスのカグラギ兄妹とは似て非なる物じゃないかしら。
いずれにせよ、ラクレス自身は「計画」と謳ってるけど、実際はその場その場の運に転がされてるだけの不安定な印象しか受けないんだよな。
ダグデドが全部見てるから明確なことは何も出来なかったというのは分かるんだけど、それにしたってね。
第20話でギラがラクレスの急所を外して打ち負かしたことが発覚したけど、第22話での死体発見報告を聞いて何を思ったのか改めて気になるね。「外したつもりだったんだけどな。仕方ないね。」で済ませられるとは思えなかったけど。もしくはカグラギ兄妹の嘘だと思って取り合わなかったのか。最も、嘘をつく理由も含めてもっと問いただすのが普通だと思うけど。
ギラの不死身でお強い設定は相変わらず寒気MAX。出生の秘密は未だ謎だし、ホントに話の都合感しかないんだが。
「ドンブラ」のタロウの超絶劣化コピーなんだよな。個人の強さ浮世離れした性格とそれに対する周囲の反応の描写を通じて、神がかり的な存在としてのイメージを積み上げていったタロウとの違いがここに来て明確になってるね。