しがない感想置き場

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王様戦隊キングオージャー 第41話

「キングオージャー」視聴後に抱くのは、「面白かった」「つまらなかった」などの作品に対する印象ではなく、「よくやった俺」という自分への称賛だったりします。

何をやったのか自分でも分かりませんが、改めて本作の視聴が苦行であると認識する今日この頃です。

 

ギラの不死身設定。ナニソレキイタコトナイ。

ダグデドを嵌めようとするラクレスの嘘なのかと思ったけど、創造主(?)のダグデドが同調しているのを見ると、本当なんだろうなあ。

どちらにせよ、見ず知らずの設定を急ごしらえで用意して物語の山場を演出しようというそのスタンスが既に終わってるよね。

 

未だに「説明」しないと仲間(リタ)からの信頼を得られないカグラギ。ギラをハブしてダグデドにドッキリを仕掛けていたとは思えないよな。

これ確か第26話から2年経過してるって設定なんだよな。ここまで年月の経過を一切感じさせないのもある意味スゴイって。

 

ヤンマ「今日は良く眠れるぜ。」

設定上はそこそこ重い筈の出生の秘密を明かされ、国民から総スカンを食らったであろうギラを差し置いてこれですか。

紛いなりにもこれまで一緒に頑張ってきた協力者の心中に思いを馳せる気が一切感じられないのは、これまで積み重ねてきたヤンマ君のDQNとしてのイメージがそうさせるのか、将又視聴者目線でギラの秘密とやらが唐突かつどうでもいい情報でしかないので、ヤンマもきっとそう思っているんだろうという勝手な思い込みなのか。

少なくとも、本作のキャラがロクでもないということを再認識させる場面であることに間違いはないです。やっば。

 

ヒルビルは何がしたいんだろう。擽るだけ?動けない相手をブッコ〇そうとはしないの?

 

不死身を倒す力()で案の定ダグデドに刃を向けるラクレス。ダグデドはおバカさんなのかな?

ラクレスの「真意」に驚愕することも感嘆することもないのは、ラクレスと王様戦隊の面々を比較した際に、相対的にラクレスの方がマシに見えるという描写のせいだろうね。

それが意図して為されたものなのかは分からないけど、民を守る~と言いながら訳の分からない拘りに従って動くか、周りの連中の力添えが無いと何もできない王様達の愚かで惨めな姿が夾雑物として悪目立ちしたことで、狡猾で手段を択ばないラクレスの悪役的な一面が存在感を保てず、結果的にどんでん返しが面白さとして機能しないという惨状を招いてしまった感じなんだよね。

そもそも彼の秘密の鍵を握るであろう、主人公の存在感が霞同然なので、ラクレスのエピソードに興味も湧かないというのが事実で、待ちに待った種明かしの瞬間というよりは、そういう時期が来たからノルマ的に事をこなすだけの時間という冷めた印象しか抱けないんだよな。本当につまらんわこの作品。

 

脚本家の過去ポストの件でプチ炎上していたみたいだけど、根本的に人を楽しませる類のつぶやきではないよね。1人で書いて1人で笑うネタみたいな、まさにチラ裏って感じの、アイデアだけが先行しただけの文章で草も生えない。

勿論大分前のつぶやきを論って現状を論評するのはナンセンスだし、作家として売り物用の文章を提供する時とそうじゃない時で切り分けるのは良いとは思うけど、この人の場合出してる作品がアレだから、結局氏のつぶやきがその実力そのものを表しているという評価を下さざるをえないんだよな。

 

昨対比4割減の売り上げ、違和感バリバリの流行語大賞3位ランクインに続いて、共感性羞恥極まりない脚本家の過去ポスト発掘事件まで生じたりと、つまらない作品内容に加えて恥ずかしいエピソード次々と積み重なって、見てはいけないものを見てしまった感が増す一方。なんだよこれ。