しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

王様戦隊キングオージャー 第43話

去年「あと二月か。どうなるんやろう。」

今年「まだ二月あるのか。どうでもええよ。」

 

ラクレス「僕も一緒に戦うぞ!」

ギラ「よろしくあんちゃん!」

って感じの内容ですが、ラクレス自身はダグデド一派を〇す気満々でしたし、ギラも別にラクレスのことを恨んでいる訳でも無いので、ラクレスとギラが和解して戦隊に加入したという内容に全く意味が生じていないのが凄いです。

前回と何がどう違うのか、全然分かりません。ただ裁判ネタを仕込みたかっただけでしょ。

 

お手伝い用に貰った力でダグデドを倒せると考えたラクレスパパもキてるけど、自分の分身級の力を与えちゃうダグデドも相当だな。

 

「家族を失うのは辛い」的なことを口走るラクレスパパだけど、親玉を〇ろそうとして本人にその力をおねだりした挙句、そのせいで嫁さんが死んでるのを考えると、今一つこう・・・もうちょっと・・・ね・・・。

 

ラクレスパパやべ-よ。ラクレスに対して直接「宇蟲王を倒せ」って言っちゃうんだもん。

前回の回想で回りくどい言い回しと腹芸でなんとかしようとしていたラクレスが馬鹿みたいじゃないか。ラクレスパパのやり口がOKなら、五王国の王様全員にラクレスが協力を持ちかけたら済んだ話だよな。前半のいざこざの殆どが無意味ですね。

勿論他国が裏切る可能性もあるから、事実を告げる前に根回しが必要になるとは思うけど、その引き出しが高圧外交位しかないのがなんともだよな。ごねるヤンマ達も大概だけど、だからといって即力で応対しようとする所が脳筋というか。ダグデドを倒すために邪悪に身を落とすとか言ってたけど、ヒールを演じなくていい時に演じて事態をややこしくしてる一人って感じよね。結局愚王キャラってことだね。

 

クワゴンソウルを食って「俺様が世界を支配する」と喚くギラ。パパ曰く「昆虫に近づいている」とのことです。

頭が悪いのもそのせいですね。うーむ、唸らざるを得ない見事な伏線回収だ。

昆虫に近づいて乱心してたけど、あれどうなったの?一時的な気の迷い?

 

ラクレスの心情の変遷。

①パパからダグデドについて聞かされるが、弟ギラを戦わせたくなかった→分かる

②ダグデドの外道が許せなくなって戦うことを決意した→分かる

③弟ギラの中でダグデドの力が覚醒していたから利用することにした→え?

ダグデドとどうしても戦わせたくなかったからこそギラを逃がした筈なのに、ギラがちょっとキレてキングオージャーに変身しただけで「よし!戦わせよう!」って思い立つのなんなんだろうね。

弟としてというよりは、もはや戦力としてしか見ていない気がするんですが。ギラの異常性については昆虫の闘争心()を剥き出しにしていた頃に目の当たりにしている訳で、その時点で「戦力」として割り切ることが出来なかったのに、ちょっと強くなったから「戦わせよう」と思っちゃうのは、独り善がりとか以前に不可解です

 

クワゴンがギラの中に居た!というのはどうでもいいですが、ギラのこれまでの奇行の数々は昆虫由来の物ということで納得がいったのはそこそこ大きいです。人間としてではなく、虫として観察するスタンスで見守る分には、違和感も少ないでしょうしね。最も、現実の昆虫だってもっと知性があるだろという向きもありそうなのが辛い所ですが。

 

大々的に打っていた「ラクレス王の秘密」がそこそこ判明しましたが、その内容というのが、パパは短慮、本人は脳筋、弟は虫頭という、似ても焼いても食えないバカ王家だったというのがお寒いポイント。そりゃ「秘密」にしておきたいよね。