しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

地球戦隊ファイブマン 第3話・第4話

 第3話「挑戦!銀河の虎」

 

V 軽い
トラルギンに体を乗っ取られた教え子を救う為に、体を張る学兄ちゃんですが、何故教師になったのかという根っこの部分に関するアプローチが未だに無いので、教師としてやんちゃな教え子をかわいがる学に感情移入が出来ず、前回冷静さで以て無謀に走ろうとした兄弟たちを諫めた学兄ちゃんが、教え子の為に「身を捨ててこそ活路が開ける」と無策同然(※)で飛び出すという二面性にも迫力が生じません。


教え子の方も、学の献身や指導で反省したというよりは、自分がやった非道から来る罪悪感に苛まれたという様子で、悪ガキっぷりは殆ど改善されなかったりと、教師設定周りでトホホな描写が続きます。(ファイブロボの必殺コールも、「師弟の絆」じゃなくて「兄弟の絆」だったし。)

 

V 小物臭
昔の仲間もろとも学兄さんを斬ろうとしたビリオンですが、動きを止めても学兄ちゃんは仕留めきれない、切り捨てようとしたトラルギンに体を乗っ取られる(負けたら使えない子扱いで放置)等、残虐性以上にヘタレっぷりの方が印象深いです。
最も、ファイブマン側のあやふやな「師弟愛」に対し、目的の為に昔の仲間を切り捨て、切り捨てられた方もあっさり現状を受け入れて利用し返すという身勝手でドライな「悪の絆」はそれなりに見ごたえがあったと思います。なんだかなあ。

 

※トラルギンとビリオンとの不仲は見抜いていたようですが、やってることは体を乗っ取られて斬られただけで、運良く助かったようにしか見えないのが辛い。

 


第4話「地球を酔わせろ」


V 特訓の成果
ゾウルギンが酒に変えた水で酔ったレミは、勝つ為に酔拳を駆使。
カンフー使いなら酔拳も出来るでしょという軽い発想ではなく、冒頭の特訓シーンが
ベースとして機能していたのは良かったです。
教師要素も殆ど絡んでこなかったので、これまでで一番見やすい回でした。
(それはそれでどうなのかと思いつつ・・・。)

 

V 曽田ワールド
ゾーンの作戦なんて知らない筈の一般人が、自分の車の暴走を「車が酔っぱらった」と表現。
定期的にこういうトンデモ描写を入れてくる印象があり、浦沢御大程ではないけど、曽田さんもかなりキてると思うのです。

 

V ビリオンさん
かっこつけてオーダーしたお酒が水で噴き出したり、水だと思って飲んだ液体が酒であっけに取られたりと、前回に続いて道化役が板についてきています(笑)