第45話「やる気大決戦！ 輝け！トロピカルパラダイス！」
☆メインキャラ補正
ぴんぴんしている水族館のおばさんとまなつママと元会長。何故にWHY！？
お父さんから「無事なのか」と言われて、置手紙一枚だけ読んで「信じるしかない」と答えるだけのママは、もう少し探し回るなりした方がいいと思いまふ。
☆あおぞら市民なんて腑抜けばかり説
吸い取られるだけのやる気パワーはないといいつつ、「今一番やりたいことだから」とやたらイケイケに決めるエルダたん達。やる気ドシャドバで吸い尽くせねえぜってことなんでしょうけど、たった今ちょっと前向きになった人たちが無事で殆どのあおぞら市民は干物状態というのはなんとも言えぬ不条理を感じさせます。
☆ただの暇人説
コワスンダーがあるなら最初から使えばよかったのに。てか、一人で破壊工作が出来るなら最初から一人でやればよかったのに。魔女様の先延ばしギャグに付き合っただけの暇人という印象が強すぎて、バトラーさんの一挙手一投足が今一つ決まりません。魔女様の信奉者っていう位しか要素が無いのですが、その魔女様があんなだし一方的に自分の理想を他人に押し付ける狂信者キャラとして見ても薄味なので、筋肉ムキムキになっても凄味がありません。
☆謎演出①
マリンビートダイナミックまでの戦闘シーンは、気合が入ってるんだろうけど、大仰なだけでどんな動きをしているのか今一つ分からなくて困惑。止め絵を繋げているだけというか、見づらい・・・。
☆トロプリ反省会①
巨悪との決着を前に、本来の日常生活への積極性を表明するのはプリキュアあるあるではありますが、敵に殴られたさあどうするという時に「劇の出し物これしようあれしよう」と話し合う光景は、どうにも現実逃避的にしか見えません。
毎度毎度引き合いに出すのもどうかと思いますが、「S☆S」なら圧倒的な敵に対して自分たちは負けないというのを言の葉に乗せて示すのと同時に、自分達にも戦って生き残る誓いを立てるという意味合いとして素直に受け止められたのですが、寝転がりながら戦闘と全く関係のないことをああだこうだと漫談する彼女らを見ていると、本当にやる気があるのか疑わしく思えてきます。敵に勝つと言うのも、とってつけたようにしか聞こえないんだよなあ。
まあ、特にこれといった理由もなく仲良くなり、ダラダラと日々を過ごしという感じで、何かを成し遂げる為に年間を通じて苦闘してきた跡も正直そんなに見受けられなくて、あっさり処理されたり、話の都合や周囲の状況に助けられる形でちんたら進んできたという印象が強いんです。
別に何気ない日常を飾り気なく描き、なんだかんだで仲良くなるという関係性を描くと言うコンセプトが悪いとは思いませんが、クセのある人魚が出てきました、ちょっと人間関係でつまずいた先輩達が出てきました、自分に自信のない子がいます、やたらアレ的挙動が目立つパーな子がいます、その上テーマは「今一番大事なこと」「やる気」ときて、話自体は平淡というのは本当にどうかと思う次第です。
ドラマではなくキャラ同士の掛け合いや全体の明るさに特化するならそれでいいですが、いざ蓋を開けてみたらそれっぽい要素が散りばめられていて、要所要所でクソ重い設定も垣間見えたりと「ドラマを描く気満々です」と鼻息を荒げておいてこれはないだろというか、要するに振り返っても何もないんですよね今作。。。
シリーズ構成が悪いのか、SDが悪いのか、サブの脚本演出陣が悪いのか、はたまた東映アニメーション自体がアレなのか、そんなことは分かりませんが、本作を見たことで得た収穫は、良くも悪くもくるるんが凄く可愛かったということ位です。
☆トロプリ反省会②
個人のやる気の為の戦いと、皆のやる気を守るということの接続が弱いと思うのは、本作良くも悪くも部活動として内内で完結してたというのも大きいよなと思います。部活動の一環としてクラスメイトや教師たちと関わりましたが、個人が楽しむ為の活動ですしね。
またまた引き合いに出して死ぬほど申し訳ないですが、「S☆S」の場合はプリキュアとしての内内の関係として咲×舞があって、じゃあその関係だけで完結しているかというと違っていて、各々の部活動やクラスメイト達との関わり合いが描かれ、加えて満薫との出会いを通じて、彼女達から見たプリキュア達が守る日常の再発見みたいな話があったからこそ、個人の自己実現とプリキュアとしての戦いが巧く結びついた訳ですが、どうもトロの場合はその辺を単なる部活のイベントレベルで処理している感じで、尊い日常という意味付けには思えず。
☆mjkt
で、その後の新必殺技ですが、なんだろう、見てはいけない物を見てしまったと言うか、オアシスさんでしたっけ、もしかして生前クス〇やってました？だから生きてるときに何もしなかったんですねえ。どうでもですが、ちょっとあれは日曜朝の幼女番組で晒していい表情ではないと思いますよ。レイ〇目の方がまだry
☆ちなプレ値
愚者の棺ってしょっぼ！アクアポットでやる気回収できちゃうんですね！しょっぼ！
☆とりあえず形だけ
和解エンドですが、やる気を失ったバトラーは干物のままなんですね。良いのかそれで。
表面上は明るく取り繕ってますが、何も解決していない気がするんだよなあ。前作みたいに敵対路線を強調したいがために理解不能なウジりで尺を浪費するのもアレなら、しこりは山ほど残ってるけど和解した方が脳みそハッピーな花畑路線もアレだし、もう少しフツーの展開にしません？
☆君のままで変わらなくていい
次期女王の座は世界を護った功績故に与えられるということで、ローラは結局プリキュアとして戦っていたらなんだかんだで女王になりましたと。うんまあ、世の中結局腕力？でも別にこれローラじゃなくてもいい気がするんだよなあ。要は仲間を集めて殴る蹴るさせれば良かったわけだし。ローラだからこその強みが感じられれば問題ないんだろうけど、なんだか分からないけどナルシストで、これといった挫折も反省も無くいつの間にか人間に憧れて好き勝手やってるだけだし。まあ、アテクシキャラ故のさんごやみのりへの説教はある程度効いたんだろうけど、アテクシTUEEEEE系キャラマンセー路線だったのかねこれ。なんだかなあ。
☆くるるんはどうするねんお前のペットだろう
女王「人間の世界で生きるなら記憶を消さなくてもいいですまる」
おお、引っ張った割になんやかんやガバいルールだったんだなあ。今まで記憶を消してきた理由もしょっぼい内容なんだろうなあ・・・。ひっでえなあ・・。
てか、グラオシャ再建日(？)位ずらしてやれよ。そんなポッと出のネタで引こうとするなよ。女王なんだろあんた。
