しがない感想置き場

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王様戦隊キングオージャー 第27話

お金と時間がもったいなくて、映画結局観てないや。

観ながら寝落ちしそうになったけど、頑張って耐えた俺すげえよ。

いや、マジでつまらんこれ。玩具が売れない?売れるわけないじゃん。

フル可動キョウリュウジン?動かすならミニプラでええやん。DXでもまんだ〇けとかジャング〇とか一日回れば安く買えるでしょ。ジョイント折れてるかもしれないけど。

 

ギラとジェラミー以外の王様達が投獄された!という大ニュースが、大ニュースとして響かないのはなんでだろう。キンオーに対する関心の無さを差っ引いてもこれは異常だよな。

おそらく、先に「第3の勢力によるバグナラク国侵攻」という(本作的には)ショッキングな事件が起きたことを描写したことで、「王様不在」という情報の重みが軽くなったのだろうね。緩い感じで側近が過ごしているのを見るに、別に悲惨な何かがあった訳でも無さそうという推察が出来てしまうので、最初の「バグナラク国への侵攻」のインパクトに押し負けるしかなかったと。

 

しかも服役の罪状が電力占用、巨大花火の事故で火事とか、gmkz過ぎる理由で笑えないし、そのせいで国を空けてあわや侵略されかかるとか、アホの極みで見てるこっちがアホになりそう。元からアホだけどさ・・。

 

リタはリタで、「守る為に」とかいう理由で遵法キャラを表立ってかなぐり捨てたと思ったら、「揺るがない」とか言い出す始末だしな。もう喋らない方がいいよ。役者さんも折角の1年物のレギュラーなのに、顔出し出来ないだけ気の毒なんだが。

 

自称「宇宙王」(バド星人じゃないよ)のサイコキャラ、石田さんのおかげでなんとか観れるレベルになってるけど、この手のキャラって、ペラペラしゃべり過ぎると途端にショボく見えちゃうのは俺だけ?

で、やってることは「宇宙の生き物が多すぎるので整理する」ってことなんだけど、一つの生物種(バグナラク)を滅ぼすのに千年以上もかけている訳で、「何がしたいの?」って疑問が先行する。こんなに時間が経ってたら、面白いとかおふざけを通り越して、退屈になると思うんだけどな。

てか、星を滅ぼすってことで、他の星は生き物が全滅していた様に見えたけど、なんで地球だけ人間を残すことにしたんだろうね。てか、なんで星自体は部屋に残ってるんだろうね。「数が多いから減らす」とか言われても、地球自体は人間が棲みついた状態で依然として存在しているし、別にバグナラクを消す必要も無かったように思えるけどな。目的が今一つ理解できないから、サイコとか以前に「変な人」ってイメージがついて、ふやけるんだよな。

 

「邪道」の使い方に違和感があったので、調べてみた。(以下goo辞書から引用。)

正当でない方法本筋から外れたやり方。また、よこしまな道。「金さえもうかればいいというやり方は―だ」「―に落ちる」

上の様に、「正当ではない」ってだけで、今ある道がゴミクズルートで、別の道を開拓しなきゃいけないって時に使う表現じゃないと思うんだよな。邪悪の王ネタを掘り返したくて、苦し紛れの喩を使ったとしか思えないわ。

 

で、バグナラク民(サナギム達)はムッコロされたのに、なんで他の国の人達は五体満足でぴんぴんしてるんですかね。街で不良に絡まれてボコされた訳じゃないんだからさ。宇宙王が嬉々としながら「片付けた」とか言ってたのに、全然ダメじゃん部下の人達。

 

 

以下は前回に続き愚痴。一応顛末が気になるから観ているんだけど、流石におもんなすぎるので、書かずにはいられない。前作との比較数当ブログ比500%増し(多分)の、平素に増してゴミみたいな内容だけど、許してほしいっす。

 

 

まずライターのXだけど、Pと巧く行ってないなって感じが凄く出ててヤバい。Pが宇宙王の「設定」を聞いてるのに、「石田ボイス」ってキャスティングについてだけ押すなんて酷くないか?勿論、彼らなりの関係性や諸々の事情があるから、外部の人間がどうこういう話ではないのだけど、こういうやりとりを「微笑ましい」と思うよりも、「こんなだからこんなものが出来上がるんだな」という落胆の方が先に来るんだよな。仕事の打ち合わせなんだから、ちゃんと考えてしっかり答えなよって話だし、仮にPの方で何時までに考えてほしいって話もなく、いきなりフったのだとしたらそれはそれで酷いし、とにかく息が全然合って無さそう。

後、作家なんだから、Xでバカスカ語るのはどうよって思うんだよな。宣伝もしなきゃいけないし、色々あるのは分かるけど、今の所「流石!」ってよりも「え・・・」ってのが多くて、呆れちゃうんだよな。自分が書いた台詞をポストとし投稿するのも、野暮ったくて見てられないよ。(嫌なら見るな定期)

井上敏樹とかXなんて全然やってないけど、インタビューや人伝に聞く話で、ホモにでも転向しようかなって思う位カッコイイ発言が多いけど、そういうセンスがあるからこそ、あの人の作品が俺を虜にしてきたのだろうなあ。いや、ホント、前作で抱いた熱気を返してほしいよ。リアルタイムで戦隊を観たいというあのピュアな願望どこ行ったよ。

 

去年の今頃はタロウの「辛い強さ」に想いを馳せながら観たものだけど、キンオーにはそういうのは一切無いよね。設定ノートに書いたキャラ設定を仰々しい台詞で以て「説明」しているだけで、内面に迫るような描写が全然ない。だからギラの優しさもヤンマの天辺への拘りもヒメノの我侭もカグラギの手段を択ばない振る舞いもリタの遵法中立キャラもすべてが薄っぺらく、話の都合で簡単に霧消する。

 

「僕は子供のころから何をやってもダメだった。だから得意なものが無いんだ。」

「俺は何でもできた。だから得意なものが何もない。似ているな。俺とお前は。」

上の前作の台詞は積み重ねられた描写をベースに、たった一回のやり取りで以てキャラクターの内面や立場を表現したもので非常に印象深いけど、キンオーはその積み重ねがないから、ええかっこしい厨二台詞が耳から耳に抜けていくだけで、全く記憶に残らない。

 

メインキャラがこんな状態だから、無駄に多い脇役達に至っては、もはや画面の空疎さを埋める為に導入された「背景」でしかないんだよな。一人一人の掘り下げも全然無いから、設定と役者の演技だけでなんとか立ってるだけで、一登場人物として見たら、寒々しいも良い所だよ。真利菜や忍者おじさんや充電おばさんみたいに、わずかな登場シーンと出番の蓄積で登場人物として成り立った人たちが沢山居た前作と比べると、シオカラとかセバスとかその他諸々本当に薄っぺらく感じる。

真利菜が「虹の写真」について生き生きと語る場面とか、今思い出しても感動するけど、本作にそういう生の人間としての執着や葛藤や悲喜と言った物が感じられないから、暑苦しい台詞で無理矢理感動させようとしているとしか思えない。感動ポルノって言葉があるけど、これじゃあ感動レ〇プだよ。

 

「ドンブラ」は人間の持つどうしようもない部分や尊い部分もどちらも掘り下げた上で描いたからこそ、ヒーローのクズな面も一人の人間の個性として受け入れられたし、その一方で彼らが他者を救うために戦う姿にも共感が出来た。別に両立しない訳じゃないんだよな。でもキンオーは、そういう内面の描写をすっ飛ばして、形だけの誠意とDQN行為を繰り返しているだけだから、悪印象の方が先に立つんだよな。「ドンブラ」のぶっ飛んだような描写は、畢竟そこに「生きた人間」を描いてきたことで成立していた訳で、キンオーの様に見てくれの破天荒()と四つに組める人物描写も無ければ、そりゃ奇怪なイメージが強まるに決まってるって。

 

もう尺も半分を使い切って、今更楽しめる気が全くしない本作ですが、とりあえず来年に繋がるような結果は残してもらえたらなと思います。

キンオー関連のグッズは一つも買っていませんが、ドンブラのメモリアル商品は買い続けていますし(ムラサメだけ買い逃したorz)、スーパーミニプラでテトラボーイも出るみたいなので、戦隊グッズに関する出費は今後も継続していこうと思っています。

しかし、ライダーもそうだけど、現行がアレだから過去の良作名作の商品展開に頼らざるを得ないって状況は本当に深刻だよね。売り手としては色々葛藤があるんだろうなあ。(そうでもない?)