しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

王様戦隊キングオージャー 第28話

「ドンブラ」FLTのBlu-rayを買いました。未だ観てないけど楽しみです。

 

自称王様達の仲違いがアホらしくてなあ。敵出現と同時に格好良く剣を抜いたかと思ったら、体力の無さをバカにされてキレたり挙動に文句つけたりと、やる気0で泣ける。

一番ひどいのがギラだよなあ。スパイダークモノスの姿で戦うって時に、戦法を教えようとしたジェラミーをどかして、敵そっちのけで暴れたりと、無思慮も良い所なんだよな。てか、ギラってそういう時に反発するタイプじゃないよな。邪悪の王ムーブのせいとはいえ、有事の際にごっこ遊びを優先させるのがイミフ。

てか、この邪悪の王設定未だ引き摺るの?

 

自国の為に他所の国で好き勝手する王様達というのは、まあこの王様達あるあるなので今更だけど、今回は他所の国の権益を犯した上に、自国の民まで疲弊させてる所が間抜けすぎる。自分の国を駄目にする侵略者とか、ただの悪党なんだよなあ。

ヒメノは医療を、カグラギは食をと、それぞれ他国に伝授したけど、ヒメノの場合はゴタゴタの成り行きから伝えることになっただけで、最初からその意思があったかどうかも分からないので、観ていて気持ちが良いわけじゃないしね。

てか、カグラギもヒメノも、好き勝手やるのは良いけど(良くない)、入れ替わった王様が何をするかちゃんと監視しないといけなかったんじゃないの?側近とかなら信じるんじゃない?本人達だけが知り得る情報を共有するとかしてさ。強敵への対応を考えないのもそうだけど、自分の国のことすらまともに考えていない気がしてならんのだが。

 

カグラギがイシャバーナに感化される所、何がそんなに良かったのかなあ。医療の恩恵を受けたから?でもそのせいで国民が疲弊したんだよね。自然?母国の方が豊かそうだけど。よーわからん。

 

リタとヤンマは敵対するのみ。なんなんだろう。入れ替わって更に仲が悪くなるって。ギャグっぽく処理してたけど、死んでもいいと思う位仲が険悪になるって、普通にヤバイと思うけど。怪人相手の戦闘で偶然巧く作用しただけとしか。

 

シュゴッダム民のジェラミーへの信頼、どこから来るんだろうね。2年間何をしてきたのか全く分からないので、感情移入も糞も無い。挿入すべき描写を省いただけ

これも「行間を読め」ってことなのか?いや、バグナラクと人間の関係なんて、正直殆ど描かれていなかったので、その変化の様相を想像しようにも無理でしょと。そもそも、本作における「人間」の掘り下げが甘すぎるんだよね。せいぜいが、強奪同然で送られてきた他国の食料を腹をこわすまでドカ食いするバカとか、しょーもない情報に煽動されるだけのアホとか、表面上の馬鹿ムーブばかりが強調されるだけで、コンプレックスや身勝手さや悪意や善意といったものを真摯に描き続けてきた訳でもない。前作がその点力を入れて描いてきただけに、生半可に「人間はどうのこうの」と言われても寝言にしか聞こえないし、だから、敵対種族であるバグナラクを許すまでの心の動きや、彼らに働き掛けてきた王様達の行動に想いを馳せることができない。

 

なんかこう、「2年経過」という要素が全く意味が無いと言うか、只描写を省くための口実作りとしか思えないわ。ドラマって何?