しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

王様戦隊キングオージャー 第31話

「つまらん!くだらん!気に食わん!」だっけ。

俺も同じ気持ちです。

 

ジェラミー母にシュゴッダムを襲わせようとする宇蟲王。今更だけど、いつから人間抹殺路線に入ったんだっけ。確かバグと人間を衝突させたいとは言ってたけど。

 

意識を保ちながらジェラミーを求め彷徨うジェラミー母。脳が腐ってるとか言ってた割には、ペラペラ喋りながら目的意識に沿って行動しているのは解せないけど。公式サイトの解説だと、「本能のままに」ジェラミーを探していたみたいだけど、どういうことだかようわからんです。2000年経ったとはいえ、蘇ってすぐの彼女的には、ジェラミーは彼女自身が守る対象で未だ子供という認識の筈だし、「助けて」ってどういうことなんだろう。王様戦隊に加入して人間と一緒に戦ってるのを理解しているなら、人間と結ばれた彼女的には、巻き込まないように色々配慮しそうだけどなあ。

 

「あの」ダイゴーグを倒したとか言われてもなあ。だって「あの」ダイゴーグでしょ?

強かったのって初登場時位で、後は金ラクレスと金ギラのサンドバッグとしてやられたい放題だった印象しかないんだがなあ。最後の方はドーピングして強くなっただけだし。実際強いのかもしれないけど、印象的には「ラッキークローバーの琢磨より強い奴が現れたぞヤベえ!」と言われてるのと大して変わらないというか、あんまり凄味が伝わってこないのよね。

 

ジェラミー母って、子供を態々バグ国に連れてきて何がしたかったんだろうね。この人たちって、人間からもバグからも「裏切り者」として嫌われていたんだよね。だからダイゴーグを撲殺した時に恨みを買った訳でしょ。そんな所に親子で足を踏み入れて、「私が守る」も糞も無いんだよなあ。

ダイゴーグに対しても、説得よりもまずSATSUGAIに踏み込む辺り、この母親にしてこの息子ありって感じで、うすら寒い物を感じたもんね。

てか、ジェラミーの話を聞くに、バグナラク民って戦後分断していた訳だよね。ジェラミー母という共通の敵を憎むことでまとまるなら、そもそも彼女が好意を抱き、その上自分達を打ち負かした人間に対する憎悪で結束を強めていないとおかしい気がするんだよなあ。ジェラミー母の「戦いをやめろ」って主張がそんなに気に食わなかったの?まあ、戦いをやめろと言いながら相手を死なせる態度にイラつくのは分かるけどさ。

 

宇蟲王「王様戦隊はバラバラになる」

5バカ「王様戦隊はバラバラじゃないよ!」

1バカ「俺、余ってるだろ!」

宇蟲王をハメようとする他の王の作戦についていけなかったギラを観ていると、宇蟲王の言うように「バラバラ」としか思えないんだよなあ。紛いなりにも一緒にあれこれやってきた連中の真意に気づかない所が、王様戦隊の結束とやらがどこまでも脆弱ということを突き付けているというか。

まともな対抗力も無いのに、「ムカつくから煽った」ってのもしょーもないよな。こういうのは真に実力を兼ね備えて初めて凄味が出るものだし、何も戦力も無いまま煽った所で、普通はボコボコにされるだけの、ひと時の快感でしかないもんね。怒りを買って隕石降らされたらどうするつもりだったんだろう。

 

てか、この局面をジェラミーの汚名返上に使うなら、もっと前にやればいいじゃんって思うんだよな。宇蟲王の姿を中継で晒すに拘っていたみたいだけど、意味無いよね。一般人からしたら宇蟲王とバグナラク民がどう違うかなんてわからない訳だし、ご丁寧にゲロウジームがつい先日変装の術を披露したばかりだからね。疑う奴は何処までも疑うでしょ。

 

ジェラミー母は結局その強さを見せつけることもなく、ただ一方的に最強ロボに殴られましたとさ。いやまあ、比較対象のダイゴーグがそんなでもなかったので、当たり前と言えば当たり前なんだけどさ。

 

キョウリュウジャーの世界に行くようです。キョウリュウもキンオーも嫌いなので、俺的には何の旨味も無いコラボですし、ライターが三条さんでも高野さんでもないという、双方のファンからしたら不安材料でしかない事実も、「あっそ」の一言で完結してしまう位、何の感情も駆り立てられません。去年が俺得だった分、今年はきついなあ。