第6話「怒れロボ!」
▼ジェットイカロスのかっこよさ
合体訓練を行っておいて、いざとなったらオートコントロールで合体。なんやねんそれと思いつつ、戦士のチームワークの底上げを狙ったものと考えるべきか。
デザイン的にはこれといった遊び心は無いものの、変なクセも無く、締まりのあるデザインでかなり好み。どことなく渋みを帯びた配色も、世界観に追従してて良い。DX超合金も、合金のゴールドが美しくて良いんだよなあ。
▼竜のかっこよさ
戦士としての気構えはともかく、凱を助ける竜はなんだかんだでかっこいい所。
▼凱のかっこよさ
竜不在の状況下、自ら仲間を率いて戦い、竜を救うために単身次元獣の中に飛び込む凱。
普段の身勝手はどこ吹く風、現状を打開するために仲間と協力する姿を通じて、根っこまで腐った人間ではないということを改めて表現。
基本的に竜が頑張っているから身勝手を貫けている所があるので、一時的とはいえ竜が居なくなった際、戦いから目を背けなかったというのは、結城凱という人間の可能性を感じさせる描写。
竜がラディゲに対して言った「人間には輝かしい未来を創る可能性がある」という言葉を、体現しているともいえるでしょう。
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第7話「竜の結婚!?」
▼竜のおばあちゃん
赤の他人に暴力をふるい、孫の都合お構いなしに見合いの席に引っ張り出すなど、井上敏樹らしい老害おばあちゃんですが、スカイフォースの戦士としての資質は、理不尽スレスレの厳しい教育で培われたのかも。
孫が戦士として働いていることを知らないような素振りを見せるのはちょっと不自然な気もしますが。
▼おばあちゃんを庇う凱
自分が香を落とす為、竜の結婚を賛成する凱。
竜に対する焦りか、強がってはいても香を落とせるか心配な様子。
▼三者三様
竜の見合い相手に対抗心を向ける香の負けん気、おばあちゃんを庇う凱の言葉を額面通りに受け止める雷太の純朴さ、凱の言葉の裏を読むアコの抜け目のなさ等、登場人物の描き分けが出来ていたのは良かった。
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第8話「笑うダイヤ」
井上脚本ではなく、荒木脚本。
▼シャドームーン?キンタロス?
個人的には「アギト」の司さんですが、戦隊だとティラミーゴなおぼっちゃま。
金に物を言わせて呪いのダイヤを買った張本人ですが、これといったしっぺ返しがあったというわけでもなく、ちょっと中途半端な立ち位置。
▼金に物を言わせる香
個人的な欲望だけでダイヤを買ったおぼっちゃまの対比として、アコを正気に戻す為に金に物を言わせて買い占めを行う香というのがちょっと面白かった(笑)
▼アコの欲
小説版だとより生々しく描かれるアコの強欲キャラですが、パーティ会場の空気を読まずにダイヤモンドに興味を示すというのは分かりやすくてよろしい。