第13話「辞める？辞めない？迷えるひなた！」
☆俺たちは人間である前にキチ◎イだ
強敵の登場に対して、プリキュアとしての先行きに不安を感じるひなたちゃん。って、この子そんなキャラだっけというのが率直な感想。
今までも落ち着きの無さや、自分の無能を嘆く描写はあったものの、可愛いものを守ることに関しては、目の前の化け物達相手に生身で対峙する程の胆力(というか狂気)を見せています。こういう子は悩むとか考える以上に、ひたすら前のめりになるタイプだと思っているだけに、突然立ち止まられても困ると言う所。別に今回まで苦戦こそしたけど、決定的に何かを守れなかったということはなかったわけだし。
にしても、強敵の登場で抱いた感想が「プリキュアちゃんと出来なかったらめちょっく」程度のノリで、特に死の恐怖とか身の危険とかを感じさせるものが無いのはある意味狂気かも。ペギタンもお手当は危険だと言ってたけど、ひなたちゃん本人からはそんなシリアスな不安は感じられなかったし。
☆お姉ちゃんたちと違って習い事が出来ない糞雑魚ロリひなたちゃん
は可愛かったけど、プリキュアとしての不安が、お姉ちゃんコンプの延長線で語られていてなんじゃそりゃな所。
ズレた悩み方はある意味で彼女らしいといえばそうなのですが、唐突に出てきたコンプ話なだけに困惑。
☆とりあえず褒めておく
プリキュアとしてのやる気をなくしたひなたちゃんに、ジュースが美味しかったと励ましの言葉を贈るのどか。
優しいといえば優しいのですが、もし彼女の味付けが下手だったらプリキュアとして彼女が立ち直れたかという疑問もあり、イマイチすっきりしないフォロー。
のどか達の為に作ったと言う気持ちが味を良くしたんだという話なのかもしれませんが、あやふやな根拠で関係の無い分野での実績を結びつけて、その気にさせておしまいというのは、あまり本人の為になっていない気がします。
なんだかんだ今回はひなたちゃんのヘタレた心に問題があるわけで、そういう心の弱さに喝を入れるか、自力で向き合い改めるかをしない限り問題が解決したようには思えません。今の段階ではたまたまその気にさせられただけなので、また何かあったら同じように落ち込むんじゃないかという懸念を残すのは如何なものか。
